作るゲームのアイディア出しでは現実の仕事をモチーフにしてみよう
- 2020.08.08
- ゲーム開発
現実にあるお仕事を見たときに、ゲームとして遊べる形にするとどうなるだろう? と問いかけるのは良いエクササイズになります。その仕事の楽しさのポイントを見抜く力が鍛えられますし、ゲームとして表現するためにアイディアを加工する技術が身につきます。
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現実にあるお仕事を見たときに、ゲームとして遊べる形にするとどうなるだろう? と問いかけるのは良いエクササイズになります。その仕事の楽しさのポイントを見抜く力が鍛えられますし、ゲームとして表現するためにアイディアを加工する技術が身につきます。
ゲームの設定や世界観を考える際、様々な資料を調査して知識が増えます。こうして増えた知識はついつい全部伝えたくなってしまうのですが、ここはグッと堪えてゲームに必要な情報に絞るようにしましょう。
「このくらいの説明で伝わるだろう」と思っていたことが、全然伝わっていなくてもどかしい思いをしたことはありませんか?これはそれまでの経験が異なることから持っている情報に違いがあるからなんです。この違いはゲームを作る時に意識しておきましょう。
強みを見つけてそれをゲーム作りの中で表現することで、ゲームにあなたの個性が出てきます。ストーリー、イラスト、音楽などなど、ゲームを彩る要素のなかで、自分が特に力を入れたい点や実力を発揮できる点を探してみると良いでしょう。この強みを見つけておくと、ゲーム作り以外でも生かせるかもしれませんよ。
思いついたアイディアは唯一無二の素晴らしいものに感じます。このアイディアがまさか他の人とかぶっているなんて……という事実を知ってしまうのは大切な宝物に泥をぶちまけられたような辛い気持ちになりますが、それを頑張って抑えてググってみましょう。
「みつを」とつけるかどうか迷ってとどまったタイトルがこちらになります。技術を身に付けるなら手を動かすことが一番の近道です。当たり前のようでいて、知識だけで終わる人も結構多いんですよね。
ゲームにおいては属性の設計を行うことでプレイヤーがとりうる選択肢が広がり、ゲーム性が増します。パズドラやポケモン、ドラクエなどの既存のゲームから属性の設計や相性について学んでみましょう。
ここではRPGを題材として、魔法の法則性について考えています。有名なRPGでの魔法をサンプルとしてその法則性を見出し、法則性を適用することによるプレイヤーにとってのメリットを考えてみましょう。
あぁ!なんと背筋が震えるようなタイトルでしょうか!ゲーム内で神話やおとぎ話をモチーフにした名前をつけることがありますが、開発者側の独りよがりにならないように注意が必要です。
現実にある遊び(かくれんぼや昆虫採集など)とゲームのジャンルを組み合わせることで、新しいゲームのアイディアが浮かんできます。遊びのコンセプトやゲームジャンルの特色を深堀りして考えてみると相性の良い組み合わせが見つかっていきます。時間を見つけて紙に書き出してみてね。
ゲームシステムを作る作業は目に見えて進捗が分かるので非常に楽しいフェーズです。しかし、この後に待っているブラッシュアップの作業やテストの作業ではシステム作りに比べると「進んでいる感」がなくてモチベーションが下がってしまうことも。そんな時は「あること」を知っておくのが大切です。
小説を書く人の間では「書いたものは一晩寝かせる」という言葉があります。客観的な視点で推敲することの大切さを説いたものですが、これはゲーム開発にも当てはまります。ゲームはシステムだけではなく人間の感覚も大事なので、ニュートラルな視点でプレイしてみましょう。
ゲーム開発に大切なのは技術……ではなく、遊んでくれるユーザーのことを理解することです。技術はユーザーのために使うものなので、まずはユーザーのことをよーく考えてみましょう。
プログラマ界隈で言われる格言として、「プログラムは思った通りには動かない。書いた通りに動くのだ」(詠み人知らず)というものがあります。これ、あるあるなんですよね。みんな感じていると思うだけでも気が楽になると思います。
「全行」というとちょっと盛りすぎですが、エラー発生時にどうしても手掛かりが見つからない場合はスタイリッシュに解決することを諦めて、全ての変数の中身を表示することで解決していきましょう。解決方法がかっこ良くするのではなく、問題を解決することがかっこいいのですから。
人間の集中力というものは脆いもので、ちょっとしたことですぐに集中が途切れてしまいます。ゲーム開発ではPCを使って作業をしますが、そのPCの画面に作業外の情報が映っているだけでも集中力が無くなっていくので、ウィンドウを全画面表示にする癖をつけるといい感じです。
ゲームに季節感を盛り込むことで、ゲームが切り離された存在ではなく、ユーザーと地続きであるという感覚が生まれます。ゲーム内のキャラクターも自分と同じようにそれぞれの季節を過ごしているのは親近感にも繋がっていきます。
小説や映画にはストーリーがあります。ゲームにおいても、ほとんどのゲームにストーリーがあるんですよね。なので、小説や映画の構成、作り方を学ぶことによって、ユーザーがより没頭しやすくなるようなストーリーを作ることができます。
「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」とDIOが言っていそうなタイトルの記事。これまでやったゲームの名前、ジャンル、プラットフォームなどを振り返ってみることで、今の自分が作りたいゲームの傾向が見えてきます。また、これからどんな情報を仕入れるべきかの指針も見えます。
普段のお仕事でもやっているPDCAサイクル、ゲーム作りにも活かしちゃいましょう。プロジェクトを振り返ることであなた自身の成長を言葉で認識することができます。それを次に活かしていくと良いゲーム作りができるようになっていきます。