技術習得の基本はやっぱ手を動かすことなんだよなぁ【ゲーム開発】

技術習得の基本はやっぱ手を動かすことなんだよなぁ【ゲーム開発】

ゲーム開発では、常に技術を学んでいく必要があります。

ゲーム開発そのものが楽しいので普段そこまで意識してないかもしれませんが、ゲーム開発をしている時は様々な課題に行き当たり、一生懸命その解決を行うことで技術が身についていきます。

自分で開発しているだけでなく、様々な本を読んだり、ブログなどを巡って情報を仕入れることもあるかもしれません。

このとき大切なのが、やり方を読むだけではなくて自分の手を動かしてやってみること。その点について口がすっぱくなるほど、いや、目が疲れるくらいに訴えかけていくのがこの記事です。

 

 

作らなければ覚えませぬ

私は料理が好きなので料理で例えると、レシピを見ているだけでは料理はできるようになりません。

レシピを見て、実際に手を動かして料理を作ることでそのレシピを習得していきます。

この時、できれば上手な人に実演してもらうともっと良いです。実は昔イタリアンレストランでバイトをしていたり、就職しててからは一時期料理教室に通っていたこともありました。どういったタイミングで料理の作り方を覚えたかといえば、やはり先輩や先生から実演を交えてもらったタイミングでした。

バイトの時は作った後にお客さんに食べてもらうところまで考えておかないといけないので、ちゃんとしたものを出せるように必死で覚えていました。最初に全力で手を動かしながら覚えたことで、慣れてきてからはノリノリでピザを作れるようになりました。

 

ゲーム開発もきっと同じ

ゲーム開発でも同じで、本やブログなどで機能紹介やサンプルコードを見たら実際に手を動かしてやってみましょう。本やブログはレシピや手順書のようなもので、実際に手を動かして覚えていくのが大切です。

眺めただけのサンプルコードは「おーすごい!」と思ったとしても秒で忘れますが、手を動かして書いたサンプルコードは頭に残ります。

短期記憶の消えるスピードは本当にびっくりします。コードを読んでいる時は「すぐに再現できそうだな」と思っていたとしても、次の日に「そういえばアレ自分で作ってみようかな」なんてコードエディタを開いたはいいものの、結局何を書いたらいいのか分からなくなって昨日のサンプルコードを探し始めるなんてことも。

何回か見た事のあるブログだったら記憶を頼りに探せますが、Qiitaなどのフォーラム系サイトだと誰が書いたか、あるいは記事のタイトルを思い出すのに一苦労することも多いんです。(共感してくれる人も多いのでは?)

なので、サンプルコードを見たらなるべく早く自分で手を動かして、実際にゲームを実行するところまでやってみちゃいましょう。

多くの場合、サンプルコードを書いただけでスムーズに動くことはなく、何かしらのエラーに出会うことでしょう。単純な処理の記載漏れだったり、コードを動かすための環境が違ったりといろいろな原因があってうまくいかないんです。

でもこれがまさに学ぶポイントで、うまくいっているケースとうまくいかないケースを比較して原因を探っていくことでナレッジが増えていくんですね。仮説を立てる、検証する、再度修正して検証してうまくいく、という自分の経験に紐づいていくため、ここまでやることで知識として記憶が残っていきます。

問題と対応策がセットで記憶されていますから、次に同じ問題に出会ったら、過去の経験を生かして解決できます。これは同様の問題が発生したら対処できるというスキルに繋がっていきます。

 

スキルは知識と経験の結びつき

知識と経験が結びつくことで技術(スキル)になるので、手を動かして経験を積んでいくのが大切なのです。

知識を仕入れる→実際にやってみる→検証する→改善する

→知識を仕入れる→実際にやってみる→検証する→改善する→……

のループを鬼のように繰り返すことで、鬼のように技術力が高まっていきます。普段のお仕事を思い出してもらえば分かるように、ここでもPDCAのサイクルが使われています。

普段の仕事で使ってる技術は、趣味のゲーム開発にも使ってしまいましょう。便利なものはどんどん使っていく、風来のシレンスタイルがおすすめです。風来のシレンを例に挙げたのは、うまくいかなくても次にもう一回やり直せば良いということも言いたかったからです。

スキルと言えるまでになると、ほぼ無意識で問題解決できることもありますし、多少時間がかかるケースでもなんとなく解決の糸口が見えたりします。結果、作業にかかる時間が短くなっていき、より短い時間で多くのゲームを作っていけるようになっていきます。

 

アイディア: 全体像を掴んでから手を動かすのもあり

ひとつのアイディアとして、技術書などを買った場合は最初にざっと全体に目を通しておくのもアリです。本は1回しか読めないなんてことはなくて、何回だって読んでいいのですから、1回目は概要の把握、2回目は本に沿って手を動かす、なんて方法もおすすめです。

上の方で「読むだけではなくて手を動かす!」と言ったのですが、本に沿って手を動かしていくのは正直時間がかかります。モチベーションが維持できている間はいいのですが、ある程度時間が経ってしまうと「なんの目的でこの作業が入っているんだっけ……」となってしまうこともあるので、最初に全体に目を通して概要を把握した後に手を動かすと良いでしょう。

この時、全体の文章をしっかり読むというよりは、章のタイトル、節のタイトルに注目して本全体の構成や構造を理解するイメージでざっと目を通すのが良いです。

ざっと全体を見る、「なんだか自分にもできそうだ」という感覚とともに最初のページから手を動かして本の通りに作ってみる、というサイクルです。

 

まとめ

技術力があれば、思い描いたゲームを実現しやすくなるので、高めておくに越したことはありません。その技術を使って他の人を助けることもできますし。

そのために、手を動かしてみることを恐れないようにしましょう。

私も毎日、必死で技術を高めているところなので、一緒に頑張っていきましょう。

 

     

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