そのゲーム、ユーザーの顔が見えていますか【ターゲットを意識】

そのゲーム、ユーザーの顔が見えていますか【ターゲットを意識】

今あなたが作ろうとしているゲームはユーザーの顔が見えているでしょうか?

これはとても大切なテーマですが、とても大変な部分でもある話です。

「ゲームを作りたい!」という気持ちはもちろんあなたの中で大きなものであると感じています。

自分の思い描いたゲームを作り上げたときの感動と言ったらそれはそれは大きなものです。

あなたにはぜひそれを味わって欲しいと思っています。それと同時に、あなたのゲームを遊んでくれている人の顔も思い浮かべるのも大切なのです。

 

 

ユーザーの顔を思い浮かべる

「顔を思い浮かべる」というとニュアンスは伝わるかもしれませんが、ほんのちょっとアバウトなのでここは意識高めに言い換えて「ターゲットユーザー」を考えてゲームを作ってみましょう。

あなたが作ったゲームを遊ぶのは誰でしょうか。普段どんな生活をしていて、どんなタイミングであなたのゲームを遊ぶのでしょうか。

主に家でゲームをするなら据置のPS4やPC向けにリリースすべきですし、出かけた先でもゲームをするならNintendo Switchやスマートフォン向けのアプリとしてリリースすべきです。

主に自分ひとりで遊ぶゲームを好んでいるのか、それとも友達とワイワイ盛り上がって遊ぶゲームを好んでいるのかによっても届けるべきゲームが変わります。

ゲームをするのはガッツリと時間を確保してからでしょうか、それとも隙間時間を使ってゲームをするのでしょうか。これによって1プレイにかかる時間を調整する必要が出てきます。

今思い浮かんでいるユーザーの年齢はどれくらいでしょうか。小さい子供が遊んでいるなら、ゲームの中で漢字の使用を極力控え、表示されるイラストやUIも子供が見ても悪影響のないものにすべきです。広告を入れるなら、表示する広告の年齢制限も考えなくてはなりません。

と、ここで挙げたのはほんの一部ですが、あなたのゲームを届けたいユーザーの情報を意識するのはとても大切なことです。

 

これってペルソナマーケティングでは

もし馴染みがあれば、普段お仕事で使っている「ペルソナマーケティング」に言い換えても良いです。

どうでもいいですけど「ペルソナ」というとスタンドっぽいアレが思い浮かぶので、「ペルソナマーケティング」の話題が出るといつも気分は番長です。(P4の印象が強いので)

「ペルソナマーケティング」では、あなたの商品(ゲーム)を届けたい相手のことを考えます。いや、むしろ相手のことを先に考えて、その相手に合わせて商品(ゲーム)を作るのが本来の姿です。

この時考えるのはターゲット「層」ではなくて、ターゲット個人です。「ゲームなんだから多くの人に遊んでもらいたいんだけど!」という思いは痛いほど分かります。私も最初はそう考えていました。しかし、ターゲット「層」のようにターゲットを広げてしまうことで、ゲームの内容が一般化してしまう部分が出てきます。一般化した部分は誰にでも受け入れられそうでいて、実は大して心に響かなかったりします。

むしろ、特定の個人を思い浮かべ、その個人の心に響くようなゲームを作る方がメリットが多いんです。というのも、心に響くゲームというのは感動を生みます。感動が生まれれば、その感動を他の人に伝えたくなるのが人間で、そこからどんどんあなたのゲームの存在を人に伝えていってくれます。

個人の心に響かせるには、時には他の人を怒らせるような攻めたメッセージになることがあります。ですが、誰かを怒らせるようなことを恐れて、当たり障りないゲームになってしまうと「よくできているゲームですね(心に響かないけど)」といった感想をもらうこともあるので、尖った部分も必要になります。

初めてゲームを作った時にはおそらくプレイするのは自分だけ、みたいな感じでUnityの機能を確かめながら習作を作っていくかと思います。

でも近いうちにあなたもゲームやアプリをリリースする日が来るので(もうしてるかも?)、その時届けたい相手を意識してゲームを作ると遊んでもらいやすくなります。

その人はどんな人でしょうか?

その人はどこであなたのゲームを知りましたか?

その人はどこであなたのゲームを遊んでいますか?

その人は1日にどれくらいゲームをしていますか?

……などなど、遊んでくれるユーザーの行動や姿などをイメージして企画・設計をしてみましょう。

 

リアルな姿を思い浮かべる

むかし小説を書いていた時期があり、その中で「自由にキャラクターが動く」状態になるまでキャラクターの生活をリアルに思い浮かべてみるトレーニングをしたことがありました。ペルソナマーケティングでもこれが使えて、リアルな生活を思い浮かべることでよりユーザーの心に近づくことができます。

可能ならターゲットとなるユーザーにインタビューしちゃって「どんなゲームだったら面白いと思いますか」とか「どんなゲームをやってみたいと思いますか」といったように聞いちゃうのが早いです。しかし、これをやるのも大変なことがあるので、以下の項目について考えてみるだけでも多少近づけるようになると思います。

 

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 住所
  • 職業
  • 年収
  • 家族構成
  • 性格
  • 友達の人数
  • 友達の雰囲気
  • 平日の生活
  • 休日の生活
  • これまでどんなゲームを遊んできたか

 

多いですね(笑) でもあなた自身のことを考えてもらうと、属性情報ってたくさんあるんですよね。もちろんここにリストアップした項目だけではなく、あなたを語るための情報はたくさんあります。それと同じようにターゲットとなるユーザーの情報についてもバシッと決めておくことで、よりリアルな人間を思い浮かべることができるんです。

だんだんと、遊んでくれるユーザーの顔が見えてきましたか?

 

まとめ

ゲームを作る前に遊んでくれるユーザーのリアルな姿を思い浮かべてみましょう。そうすることで、そのユーザーに届けるべきゲームの姿が見えてきます。

ユーザーの姿を考える上では「ペルソナマーケティング」の考え方が非常に参考になるので、ぜひこの考え方を使ってみてください。会社でのお仕事にも活かせる考え方です。

……なんて語ってきましたが、私もついつい自分の好奇心が先行して「今回はこの機能を使ってゲームを作ってみよー」とか「次はこんな機能を作りたいなー」なんて考えてしまうことがあります。しかし、リリースするゲームを作る際には今回語ったことをなるべく心に留めて作るようにしています。自分でこの記事を書いていて耳が痛くなってきました(笑)

 

     

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