【ゲーム開発】テストはあるべき姿に近づけるために重要なフェーズ
何をもって「あるべき姿」とするかを事前に明確にしておくのが大事です。システム的な「あるべき姿」だったら設計書や仕様書にあるものがそうですし、ゲーム的な「あるべき姿」だったら、このゲームを遊んだ時にユーザーさんにどうなっていて欲しいのかを言葉にしておくと良いと思います。
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何をもって「あるべき姿」とするかを事前に明確にしておくのが大事です。システム的な「あるべき姿」だったら設計書や仕様書にあるものがそうですし、ゲーム的な「あるべき姿」だったら、このゲームを遊んだ時にユーザーさんにどうなっていて欲しいのかを言葉にしておくと良いと思います。
ゲーム作りではテストに割く時間は大きなものです。その中でも正常系のテスト、異常系のテストの両方をやっておく必要がありますが、この異常系のテストは個人的に大変だと感じています。大変であってもやっておくことでゲームの安定性が向上します。
「ここは大丈夫だろう」と思っているようなところに限ってバグが見つかったりします。大丈夫そうに見えるところこそ、正常な操作とは別にボタンを連打してみるなどの変な操作もしてみましょう。自分のゲームの穴をついて裏技を見つけるくらいの勢いで試すことで、事前にバグを発見できる可能性も上がります。
バグが見つかった部分の処理を直しても、再度同じようなバグが見つかることがあります。これは根本原因までたどり着いていないことからバグが再度発生しちゃう可能性があるんですよね。バグの発生原因を論理的に説明できるようになると根本原因を見つけやすくなるので、なぜこのバグが発生しているのかを深掘りして原因を考えることも大切です。
バグが発生した、あるいはバグが発生すると報告を受けた場合は、そのバグの再現方法を見つけることが大切です。どのような状況で、どのような手順でバグが発生するのかが明確になれば解決方法を見つけやすくなります。再現方法を見つける際にはいくつか仮説を立てて検証していくと絞り込みができます。
プログラムがエラーの情報を出してくれるということは、直すための手がかりがあるということです。なので、エラーを検知して、検知した結果システム的に回復可能ならエラーハンドリングのための処理を行う、無理ならエラーの状況を人間が検知できるようにする、といったことを考えておく必要があります。
ゲーム作りもシステム開発の一環なのでテストが大切です。ユーザーさんに遊んでもらう時にはなるべく快適に遊んでもらいたいですからね。ただ個人開発でテストが大変であるのも事実なので、その理由と対応策を考えてまとめています。