【Unity】プロジェクトの振り返りは貴重な財産になります【ゲーム開発】
ゲーム作りの能力が一番上がる場面はどこかご存知ですか?
タイトルでネタバレしているような気もしますが、ゲームを完成させて、プロジェクトが完了したタイミングが一番の成長ポイントです。
どんな企画を打ち立てて、どんな設計をして、その設計を実装するためにどんなスクリプトを書いて、テストしてきちんと動くことを確認した、という流れを通してから振り返りを行うと自分は何ができるようになったのか、しっかりと認識できるようになります。
メモを残しておこう
振り返りの作業を助けるために、開発期間中はやったことのメモを残しておきましょう。
「○○が実装できた」
「××は制約があったので、△△の方法で実装した」
みたいな感じに、手書きでも良いので後から見て分かるようにしておくと良いです。
私は大体ノートを使ってやったことを残しています。スイング・ロジカルノートというマス目や図が書きやすいノートを使っていて、ToDoを管理するのにも使っています。□を行頭に書いて、右側にタスクや課題を書き、完了したらその対処についても一緒にメモするようにしています。こうすることで単純にタスクの完了を認識するだけではなく、解決策、対処法も残すことができます。
「ブログに何書こうかな〜」と鼻歌まじりで眺めていると、他の人も行き当たるであろう問題とその解決策が載っているので、これ幸いとネタにしているわけです。
「自分だったら覚えているからメモを残さなくても大丈夫!」と思っていても、プロジェクトの振り返りをする頃には忘れていることも多いので、せっかくやったことを失わないためにもメモを残しておくことをおすすめします。
課題と解決法の知識が身に付いている
人間が自分の成長を認識するのは、それを言葉で認識した時です。
厳密に言えばプロジェクトの途中でも能力自体は上がっているのですが、あなた自身がそれを認識するタイミングはプロジェクト終了後に振り返りを行った時だと思います。プロジェクト期間中は次へ、次へと作業を進めていくので、なかなか時間をとって振り返りを行うのは難しいんですよね。
プロジェクトが完了して、思い描いた設計をプログラムの形にしてテストを行った後であれば、表現したいことに対してひとつの解法を持っていることになります。
ゲーム作りでは課題に対して問題解決をする、というのが日常茶飯事なので、その経験を積み上げておくと次に素早く対応できるようになります。
この経験をまとめ上げるタイミングがプロジェクト完了後です。
プロジェクトは必ずしもゲームのリリースまでではなくて、あなた自身が「完成した!」と思ったタイミングでプロジェクトを完了することもあるでしょう。
プロジェクトの目的として習作を作ることもたくさんありますからね。
こうした小さなプロジェクトであっても振り返ることが大切です。
これってよく聞くアレです
このブログを読んでいるあなただったら嫌と言うほど聞いたことがあるかもしれませんが、やっていることはPDCAのサイクルです。
P(Plan: 計画)があって、D(Do: 実行)があり、C(Check: 振り返り)を行って、A(Action: 改善行動)で次につなげる、というサイクルです。ゲームでも企画・設計を行って、開発して、プロジェクトが終わったら全体を振り返って、学んだことを次に活かす、というサイクルを回すことによってどんどん成長していきます。
無理やりゲームとして例えるなら、プロジェクトの振り返りはRPGの戦闘後のリザルト画面だと思ってください。
敵を倒して戦闘が終わると、経験値を獲得できます。
その経験値によってあなたのレベルが上がり、新たな能力を獲得していって、次の戦闘(プロジェクト)からその能力を思いっきり使うことができるようになります。
ゲーム開発ってなんだかこれ自体がゲームみたいでワクワクしませんか?
という訳で、ゲームを完成させるたびにプロジェクトの振り返りをして、できるようになったことをまとめて成長を実感しましょう。
まとめ
ゲームを完成させたら、そのプロジェクトを振り返ってみましょう。ゲームを作っている間に学んだこと、やったことを言葉で認識することによって、あなたの成長を確認することができます。
そうして認識した成長を次のゲームを作る際につなげていくことで、どんどん良いゲームを作ることができるようになります。
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