ゲームは自分で作れる時代!【ゲーム開発の始め方を解説します】

ゲームは自分で作れる時代!【ゲーム開発の始め方を解説します】

「ゲームってどうやって作っているの?」

「自分でも作れるかな?」

というあなたに、自分でもゲームを作れるんだぜ! ということを熱くお伝えしたいと思います。

 

  • ゲームを作るためにぜひ使いたいゲームエンジン
  • 自分でゲームを開発する流れ

 

について解説しているので、このページを見ながらワクワク感を高めてもらえると嬉しいです。

 

 

ゲームの消費者からゲームの生産者へ

チーズを消費するモルモット

 

このページに来たあなたは、普段からゲームを遊んで楽しんでいる方だと思います。

PS4だったり、Switchだったり、あるいはスマホのアプリでゲームをいくつか、あるいはたくさん遊んだことがあるかもしれません。

もし、このゲームが自分でも作れるとしたら、ワクワクしませんか?

流石にPS4でリリースされている映画のようなグラフィックのゲームがいきなり作れるとは言いませんが、スマホのアプリだったら自分でも作っていくことができます。

ゲームを遊ぶだけの消費者から、他の人にゲームを遊んでもらう生産者になることができるんです。

というのも、ゲームを作るための道具である「ゲームエンジン」が無料から使える時代だからです。

UnityやUnreal Engine、cocos2d-xなどなど、ゲームを作るためのゲームエンジンが普通の人でも手に入れることができるので、これらを使ってゲームを作っていくことができちゃうんですね。

例えば作ったアプリで広告を貼ったり、アプリ自体を有料で販売すれば、そこから収益を得ることだってできます。

なので、もし興味があったら一歩踏み出してみてください。

 

ゲームを自分で作る強い味方「ゲームエンジン」

エンジンのイメージ

 

上で名前を出した「ゲームエンジン」。これは、ゲーム作りをサポートしてくれるソフトウェアです。

究極的には、ゲームを作るのにはプログラミングだけできればOKです。

 

  • ゲームを動かす仕組み
  • 音を鳴らす仕組み
  • 画像を表示する仕組み
  • キャラクターの位置を計算する仕組み
  • 他にもいっぱい!

 

などなど、ゲームに必要なことをプログラミングできるなら、ゲームエンジンは必要ありません。

でも、こうした各ゲームで共通する処理をわざわざ自分でプログラミングするのって、大変ですよね。ゲーム本編を作り始めるまでに長い時間がかかるので、本当に作りたいゲームの方を作る前に力尽きてしまいます。

そこでぜひとも使いたいのが「ゲームエンジン」です。

ゲームエンジンでは、上で挙げたゲームを動かす仕組みをあらかじめ用意してくれているので、私たちが力を注ぎ込みたいゲームの本編作りに集中することができます。

 

おすすめのゲームエンジンは?

自分でゲームを作るために使えるゲームエンジンにはいくつかの種類があります。

ここでは以下の3つのゲームエンジンについて、名前とざっくりとした概要を紹介します。

 

  • Unity
  • Unreal Engine
  • cocos2d-x

 

Unity

 

 

Unity Technologies社が公開しているゲームエンジン「Unity」です。

このゲームエンジンの特徴は、マルチプラットフォームのリリースができることです。マルチプラットフォームというのは、PS4、Switch、iOS、Androidといったいろいろなデバイスのことで、一度ゲームを作ったらiOSとAndroid向けにアプリを生成するなんてことができます。(細かい調整は必要だけど)

iOS向けに1から作る、次はAndroid向けに1から作る、なんてことをしないで済むのがとてもありがたいですね。

日本でも使っている人が多いので、開発に行き詰まったときにググると多くの情報が見つかるのもメリットです。

 

Unreal Engine

 

 

Epic Games社が公開しているゲームエンジン「Unreal Engine」です。

このゲームエンジンの特徴は、なんといってもグラフィックがとても綺麗なこと。「これ本当にゲームなの?」というレベルで綺麗なグラフィックのゲームが作成できます。

こちらもマルチプラットフォームでリリースすることができます。

最近だとドラクエ11がUnreal Engine4で開発・リリースされています。スタッフロール中にUnrealのロゴが出てきた時には「おっ」と嬉しくなりました。

 

cocos2d-x

 

 

オープンソースのゲームエンジンです。ゲームエンジンというよりも、フレームワーク(共通処理を使いやすくまとめたもの)の方が近いかも。

名前に「2d」と入ってる通り、2Dのゲームを作るのに向いています。

オープンソースなので、使うのにお金がかからないのがとても良いところです。

公式サイトは英語か中国語だけなので、日本語で情報を探すのはちょっと大変かもしれません。その場合は、cocos2d-xを使って開発している人のブログなどが参考になります。

 

個人的なおすすめ

個人的には「Unity」をおすすめしたいです。

 

  • 公式サイトで初心者向けのチュートリアルが公開されている
  • インターネット上でも多くの人が情報を公開している
  • 自分でも長いこと使っている

 

以上の理由から、Unityをおすすめしています。ゲーム開発の流れを知るために使うのにも最適です。

このブログでもUnityのテクニックなどを扱っているのでどうしてもUnity寄りになってしまいます(笑)

グラフィックを重視する場合はUnreal Engineを使うことをおすすめします。

 

ゲームエンジンの価格について比較した記事も書いたのでこちらも参考にしてもらえると良いかと思います。ネタバレしますが、どのゲームエンジンも使い始めるのにはお金はかかりません。

 

 

特徴を詳しく比較したい場合はこちらを。

 

 

ゲームエンジンを選んだあと

作業をしている男性

 

ゲームエンジンを選んだあとは、そのゲームエンジンを使って自分でゲームを作っていきます。

……と1行で書くと細かい流れが分からないので、もう少し細かいステップで解説させてください。

 

  1. PCを入手
  2. ゲームエンジンをインストール
  3. チュートリアルを探す
  4. 実際に自分で作ってみる
  5. 情報を集めてリリースへ

 

それぞれについて以下で解説していきます。

 

PCを入手

ゲームエンジンを使うためには、まずPC(パソコン: WindowsでもMacでもOK)を用意する必要があります。

ここまでPCを持っている前提で話を進めてきてしまいましたが、もしPCを持っていない場合は、まずPCを入手するところからスタートです。

英語なのでちょっと大変かもしれませんが、Unityでゲームを作るためのエディタがどんなスペックのPCで動くかをまとめている公式のページがあるので、こちらを参考にPCを選ぶと良いでしょう。「Unity Editor system requirements」の部分に必要最低限のスペックが書かれています。

 

 

なるべく最近のPCを選ぶようにすれば、Unityを使えないということはそうそうないと思います。

 

ゲームエンジンをインストール

PCのセットアップができたら、ゲームエンジンをダウンロードしてインストールします。

ここではUnityを例に挙げます。

UnityではUnity Hubというツールがあり、これを使うことで簡単にゲームを作るためのエディタをインストールすることができます。

Unityはどんどんバージョンアップを続けているので、アップデートしたバージョンを簡単に使えるようにするという意味でも、Unity Hubを使ってインストールすることをおすすめします。

インストール自体は簡単にできるので、PCがあるならぜひ今からやってみてください。インストールは放置しておく時間もあるので、その間にこの記事の残りを読み進めていくとスムーズです。

 

 

チュートリアルを探す

ゲームエンジンのインストールが終わったら、続いてゲーム作成に入る……前に、簡単な使い方を見ておくと良いでしょう。

Unityの場合はチュートリアルのビデオがあるので、このビデオに沿って操作することで、どこに何があるかをちょっとずつ覚えていきます。

最初はとにかく簡単なチュートリアルから始めるようにしてください。難しいものを選んでしまうと5割の人は挫折してしまいます。

Unityの公式サイトだけではなく、インターネットで検索すると様々な情報が出てきます。

 

実際に自分で作ってみる

チュートリアルをやってみたら、今度は実際に自分でゲームを作ってみましょう。

勇気のある人はもしかしたらチュートリアルを飛ばしてこの段階に進んでいるかもしれません。

どちらの道を辿ったとしても、目的はあなたのゲームを作ることなので大丈夫です。

自分でゲームを作ってみると多くのことに気付きます。もしかしたらエラーにも出会うかもしれません。たくさんのエラーに出逢ったとしても、ひとつひとつ解決することでそれは着実にあなたの力になっていきます。

 

長編は作ってはいけない

「まずはスライムから始めよ」

RPGでは序盤の弱い敵と戦って徐々にレベルを上げていきます。

ゲーム開発でも同じように、簡単なゲームを作っていって経験を積むことで、徐々に複雑なゲームを作れるようになっていきます。

まずは簡単なゲーム、それこそ画面の左端から右端に移動するだけのゲームで構いません。このような簡単なゲームから作り始めてみましょう。

今をときめく偉大なゲームクリエイター達だって、最初の一歩はとても小さいものだったはずです。それをずっと続けているから、いつの間にか大きなものを作れるようになったんです。

 

情報を集めてリリースへ

何度かゲームを作ってみて、ゲーム作りの全体像がだんだんと見えてきたら、今度は実際にリリースするためにゲームを作ってみましょう。

他の人に遊んでもらうとなると、自分だけでゲームを作っていた時よりも、さらにたくさん考えることが出てきます。

ある程度慣れてくれば、今の自分に必要な情報なども見えてくるので、インターネットを駆使して情報を手に入れて、ゲームをリリースしていきましょう。

最初はあまり多くの人に遊んでもらえないかもしれませんが、徐々にゲームの質を高めていけば、いつか大勢の人に遊んでもらうことができます。

あなたが作ったゲームで、遊んだ人を笑顔にすることができる。これってとても素敵なことです。

 

まとめ

ゲーム開発の始め方についてざっくりと解説しました。

自分でゲームを作るのは、それ自体がゲームのように楽しい過程です。興味があったら、今すぐ楽しみましょう!

 

     

ゲーム開発の攻略チャートを作りました!

CTA-IMAGE

「ゲームを作ってみたいけど、何から手を付けていいか分からない!」


そんなお悩みをお持ちの方向けに、todoがアプリをリリースした経験を中心に、ゲーム作りの手順や考慮すべき点をまとめたe-bookを作成しました。ゲーム作りはそれ自体がゲームのように楽しいプロセスなので、「攻略チャート」と名付けています。


ゲームを作り始めた時にぶつかる壁である「何をしたら良いのか分からない」という悩みを吹き飛ばしましょう!