ゲームの開発に興味あるけどやる価値あるの?【ネタバレ:あるよ】
「ゲーム開発に興味はあるんだけど……やる価値あるの?」
というあなたに伝えたい、ゲーム開発に挑戦することの価値。
- ゲーム開発に挑戦することで得られること
- ゲーム開発の大変なところ
の両面について解説しているので、やってみよう! と思ってもらえるように頑張ります。
ゲーム開発はそれ自体がゲームのように楽しい過程
このページにやってきたあなたは、おそらくゲームで遊ぶのが好きな人だと思います。
そんなあなたにお伝えしたいのが、「ゲーム開発はそれ自体がゲームのように楽しい過程」だということ。
ゲームではいきなり簡単にクリアできるということはなくて、難しいステージや強い敵と出会います。この障害をどのように超えていくか、そしてこれを繰り返して最後にエンディングを見るというのがゲームの醍醐味です。
ゲーム開発でも同じように、頑固なエラーに会ったり、技術的に難しい制約があったりと、様々な問題(敵)たちに出会います。これらを順番に解決して乗り越えていって、最後にゲームのリリースというエンディングを見るのがゲーム開発の醍醐味です。似てるでしょ?
正直に言えば、最初はうまくいかないことも多いです。初めてやることですもの、しょうがないですよね。でもちょっとずつできることを増やしていけば、いつの間にか強くなった主人公=あなたがいるのです。
ゲーム開発に価値はあるのか
やっぱり気になるのが、ゲーム開発に価値はあるか? という点。
もうネタバレしてしまいますが、答えは「あります」です。
- 自分の思い描いた世界が実現する
- 自分の作ったものが世の中に残る
- 収益化できる
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ読み進めてみてください。
自分の思い描いた世界が実現する
「こういうゲームがあったら面白いだろうなぁ」なんて思ったことはありませんか?
もしゲーム開発を始めたら、頭の中で思い描いていたゲームを表現することができるんです。
いきなり思い描いたものが100%意図した通りにゲームになるとは言えません。しかし、それでも技術を高めていくことで、だんだんとあなたの思い描く世界が出来上がっていきます。
ゲーム開発の技術を学ぶのは、小説家が言葉の使い方を勉強するようなもので、頭の中にあるものをいかにそのまま表現できるかに繋がっていきます。
何かを表現する手段は世の中にいくつかあります。中でもゲームの場合はグラフィック、音、操作した時の楽しさが組み合わさって表現されるので、より活力のある世界を表現できるんです。
自分の作ったものが世の中に残る
ゲームをリリースすると、そのゲームが世の中に広まります。
正直に言えば、リリースしただけではそこまでダウンロードされるわけではありません。広告を出したりしていろんな人に届ける必要があります。
それでも、あなたのゲームを遊んでくれた人には、あなたのゲームを通して得た経験、楽しさが残ります。
直接話したことのない人があなたのゲームを遊んで、あなたのゲームから元気をもらう。
もしかしたらそれで前向きに生きよう、と思ってくれることだってあるかもしれません。
これってすごいことではありませんか?
収益化できる
綺麗な話をした後にこれを言うのは中々シュールですが、ゲーム開発の技術があれば収益化の方法がいくつもあります。収益化とは、お金を稼ぐことです。
- アプリに広告を貼る
- アプリを有料で売る
- ゲームを有料で売る
- 他の人のゲーム開発を手伝う
- ゲーム開発を教える
さっと思いついた範囲で5通りは収益化の方法があります。
どれもゲーム開発の技術が他の人の役に立っている点に注目してください。
アプリに広告を貼るのも、広告主が「自分のアプリを広めてほしい」と思っているのを手助けしています。
ゲームやアプリを売るのも、ユーザーが「あなたのゲームを楽しみたい!」と思っている需要を満たしています。
他の人のゲームを手伝うのは、開発者が「自分のゲームを形にしたい!」と思っているのを技術で支えています。
ゲーム開発を教えるのは、これからゲームを作りたいと思っている人が「ゲーム開発のやり方を教えて欲しい!」と思っているのに応えています。
自分が楽しみながら他の人も支えることができるって、すごいことです。
ゲーム開発とプログラミング
ところで、漠然と「ゲーム開発」の話をしてきましたが、プログラミングとはどう違うのでしょうか。
その答えは、芸術性の有無だと思います。
ゲーム開発は芸術性+プログラミング
プログラミングは、コンピュータに何かの処理をさせること。
世の中で使われているITのサービスなどはプログラミングによって処理内容が決められています。銀行のATMだったり、会社の帳票生成サービスだったりと、何かの役に立つものが多いです。
ゲームはというと、直接何かの役に立つというよりも、ゲームを遊ぶことで心を豊かにする、どちらかというと芸術性が占めている割合が多いと思います。
- プレイヤーの操作に応じてかっこいいエフェクトを表示する
- イベントに合わせてムードにあった音楽を流す
- プレイヤーを感動させるようなストーリーを展開する
絵、音楽、小説の要素を組み合わせて、プレイヤーの心に届くようにコンピュータに処理させるのがゲームなのです。なので、芸術性とプログラミングを組み合わせたものがゲーム開発なんですね。
二の足を踏む理由はおそらく……
ここまではゲーム開発について良い面を書いてきましたが、良くない面についても触れなければなりません。
ゲーム開発に挑戦することをためらわせてしまう要因はおそらく2つあります。
- 時間がかかること
- 「難しそう」という思い
これらも触れないと不公平ですもんね。
時間がかかること
ゲーム開発には時間がかかります。それは事実です。
ひとつのゲームを作るとなると、規模に応じてどんどん期間が伸びていきます。
大作ゲームを作る場合は、それこそ数年かけて制作されることだって珍しくありません。
ゲームを遊ぶ側だったときの自分の気持ちを思い出すと、「ゲーム開発に時間がかかる」というイメージは、こうした大作ゲームの開発期間が何度も延期されていたことも原因かもしれません。
まずは個人でゲームを作ってみようと思っている場合は、最初は簡単なゲームを目標にすることで、そこまで時間をかけずに完成させることができると思います。
ゲーム開発のやり方は調べればいくらでも出てきますし、スクールを使えば体系立てられた知識を習得することもできます。
得た知識を使ってゲームを作っていけば作っていくほど、ひとつのゲームを作るのにかかる時間は短縮されていくので、この部分でも自分がレベルアップしていくことを感じ取れます。
つまり、「やってみようかな」と思ったら早めに飛び込んで、楽しみながらゲームを作っていけば、時間がかかるというデメリットをどんどん小さくしていけるんです。
「難しそう」という思い
「ゲーム開発は難しそう」
というのはよく聞きます。
これに関しては、「まずは動くものを作ろう」と気軽に始めてみるのが一番だと思います。
「超すごいゲームを作ろう!」と思っていると壁にぶつかることがめちゃくちゃ多いんです。極端な例かもしれませんが、「最初だけどエベレストに登ってください」なんて言われたら全力で逃げますが、「最初だから高尾山に登りましょうか。まずは山頂からの景色を楽しんで欲しいので、ケーブルカーも使っちゃいましょう」だったらできそうな気がしませんか?
簡単なものから始めて、できることをちょっとずつ増やしていって、スモールステップで成長していきましょう。
まとめ
ゲーム開発をやってみる価値についてお伝えしてきました。
もし「やってみようかな」って思ってもらえたら、これに勝る喜びはありません。
ゲーム開発の始め方についても記事を書いているので、よかったらこちらにも進んでみてください。
ゲーム開発の攻略チャートを作りました!
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