【Unity】そのテストプレイ、友達に任せてみよう【ゲーム開発】
単体テストをやって、システムテストもやったら、実際にゲームをリリースしたことを想定して全体を通してテストプレイしてみましょう。様々なプレイスタイルのユーザーさんがいるので、普段の自分がやらないようなプレイスタイルでゲームを進めてみるのも良いでしょう。
例えばRPGを作ったなら、クリアのスピードを重視して遊んでみたり、低レベルクリアを目指してみたり、逆にレベルをカンストさせてみたりと、それぞれの方法でゲームの印象を確認しておくと良いと思います。
このとき、自分で確認するのも大事ですが、できれば他の人にやってもらってゲームを遊んだ感想をもらうとより良いゲームが出来上がります。
他の人にもテストプレイをお願いしたい理由
他の人にテストプレイをお願いしたい理由として、客観的な目線でゲームを遊んで欲しい、というものがあります。
自分だけがそのゲームをテストプレイしている場合は、全体を通してテストプレイするまでに単体テストやシステムテストで散々自分で遊んでいるので、ちょっと難しい部分があったとしても脳内で補完して進めちゃったりしちゃうんですよね。
攻略本や攻略wikiを見ながらプレイしている感覚に近いかもしれません。攻略を見ながらだったら簡単に進めますからね。
またRPGで例えると、次の目的地へのヒントが分かりにくくなっていることがあるかもしれません。自分でテストプレイしている場合は次に何をしたらいいかすぐに分かりますが、「このメッセージでユーザーが目的地を理解できるか?」という視点が抜けてしまうこともあります。
人間の脳って結構めんどくさがりなので、既に知っている情報があればそれをもとに最適化しちゃうんですよね。普段の生活ではこれでも良いのですが、初見でプレイしているつもりの時に最適化してしまうのはちょっと困りものです。
難易度の面でも
難易度の面でも、自分以外の人がプレイした感想が重要です。
ちょっと前の話ですが、PS3のキャサリンというゲームがありました。(現在はリメイク版などが出ていて、Switch版は最近発売されました)
このゲームではスタッフがテストプレイしすぎて難しさに慣れ、リリース時にはめっちゃ難しくなってしまっていた、なんてことがありました。結局修正パッチで難易度を下げる対応になりましたが、開発者の目線だけでゲームをやっているとこういうことも起こり得ます。
その点、他の人に遊んでもらうとフラットな状態でゲームをプレイしてもらえるので、自分で気付かなかった点が明確になります。家族や友人など、ある程度お互いに気楽に言い合える仲の人に遊んでもらうのがベストです。(何らかのお礼は忘れずに。)
ターゲットユーザーに近いとなお良し
あなたの友人が、あなたのゲームのターゲットユーザーに近いのであれば、とても素晴らしいことです。是非ともその友人にゲームを遊んでもらって感想を聞きましょう。
ご飯をおごるとか、次に何かあったら助けるとか、お礼は伝えつつ、遊び倒してもらいましょう。
アプリとしてリリースする予定なら、メールアドレスを知っていればテスターとしてアルファ版、あるいはベータ版のパッケージをインストールできるので、それを使うのも良いでしょう。
感想はあなたに直接伝えてもらうこともできますし、テスト用のパッケージに対するフィードバックとしてストアのフォームを使って記録してもらうこともできます。直接だと言いにくいこともあると思うので、ストア側のフォームで書いてもらうとお互い角が立たずに済むかもしれません。
ただし気をつけたいことも
このとき注意したいのが、やたらマウントを取ってくる人には見せないということ。気軽に感想を出してもらいたい状況ではありますが、こういう人にテストプレイしてもらうと過剰にボロクソに言われたりします。
「え? 何ヶ月かけてこれ作ったの? そんなかかってこれ? しょっぼwww」
「え? ゲーム作ってるって言ってたのにこんなんかよwww やめた方がいいよwwwwwww」
実は最初にアプリを作ったとき、何人かの友人で遊んでいるときに見せたらこのタイプの人が横から覗き込んできて、超上から目線のボロクソアドバイスをもらってガチ凹みしたことがあるので、見せる相手は選ぶことをオススメします。
ターゲットとしているユーザーの属性に近いならグッと堪えて聞いてもいいですが、そうでないならこういうタイプには見せない方がいいです。
ただ単にあなたの人格否定をされるだけで終わりますからね。
挙句の果てにはその人が考えたアイディアを取り入れろとゴリ押ししてくる始末。
「俺がアイディア出したんだからリリースしたら収益よこせよ!」
なんて言われることもあるので、見せる相手は気をつけて下さい。いやほんと(ゲッソリ)
まとめ
まとめると、ゲームのテストプレイは友人などに協力してもらいましょう。
でも見せる相手を選ぶことも大切なので良いところ、悪いところの両方を見てくれてマウントを取ってこない人が良いです。
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