されども語りたい真女神転生1の世界〜名前が不安なTDLとルートの分岐【Part10】
今までにやったゲームで己を語るシリーズ。todo(@Explorers_todo)でございます。
真・女神転生1のストーリーを思い出しつつ好き勝手語っているのですが、如何せん語りたいことが多すぎて長文を連発しています。池袋、上野を経由してやっとTDLにたどり着きました。TDLのエキドナに協力するか、それとも敵対するかでこの後のストーリーが変わってきます。
※アイキャッチでリアルな方のTDLの写真を使おうとも思いましたが、流石に勇気が出ませんでした。
最初の吉祥寺編
上野方面
悪魔全書(まとめ)を見るならこちら。
今回もやっぱり長いです。
橋を渡ってTDLへ
上野で手に入れた黄金のリンゴによって、TDLへの橋を塞いでいたケルベロスが正気を取り戻して通れるようになります。
ブログであっても名前を出すのが結構怖いのですが、橋を渡った先にはTDL(東京デスティニーランド)があります。カテドラルの完成がもう少し時間かかるようだったらもしかしたらTDSも作られていたかもしれませんね。
リアルな方の東京……というか千葉に作られている東京ディズニーランドは1983年開園で、メガテン発売時にも存在していました。東京ディズニーシーは2001年開園なので、1991年発売のメガテンには流石に名前は出てきません。
かなり小さい頃ですが、シンデレラ城のミステリーツアーみたいなアトラクションでシンデレラ城の中に入った記憶があります。大学に入ってから友達と行った時にはなかったので、「あれ? あの時見たものは一体……」みたいな狐に摘まれた気分になりました。後から都市伝説を調べていると、ミステリーツアーでは外に出てくると知らない人が増えている、みたいな噂があって友達と盛り上がりました。
というかデスティニーランドという名前もはだいぶギリギリですね(笑) よくこの名前をつけたなぁ……。メガテンスタッフの攻めの姿勢はかなり憧れるところがあります。
その後は流石に出てこない……と思っていたらペルソナ5でまさかの再登場。埋葬の埋に浜辺の浜で「まいはま」というまた攻めの姿勢を見せています。
カオスヒーローと再会
テーマパークとして作られているTDLの入り口では、カオスヒーローと再会します。「よぉ久しぶりだな」とのセリフがあるように、池袋からは多少時間が経過しているのかもしれません。戦いながら歩いていくことを考えたら、2週間くらいはかかりそうですもんね。
この時点の主人公の属性によってカオスヒーローのセリフが変わります。ロウの場合は「やっていることは俺たちと同じだが、神の名を言い訳にしているだけたちが悪いぜ!」と襲いかかってきます。ニュートラル、カオスの場合は「エキドナに会ってこい」と平和的に通してくれます。
カオスヒーローの隣には「りえ」というパートナーがいました。彼女を見たヒロインは「あの子なんか気に入らないんだよね」と割とひどいことを言います。転生後のヒロインは主人公のことを覚えてはいますが、性格はレジスタンスの頃と変わっているのが興味深い点です。レジスタンスの頃は結構大人っぽい感じでしたが、現在はその時より年齢が低いのかもしれません。
ヒロインが「気に入らない」と言った理由はカテドラルの中まで進めると判明します。上野のあのイベントがあったことを考えると、大半のプレイヤーが「りえ」の正体に気づいちゃうかもしれません。
TDLのアトラクション
デスティニーの名前の通り、運試しの迷路イベントがあったりします。たどり着いた部屋によって属性値が変わるので、もしこの時点でロウ、カオスの望まない方に偏っていたらここで調整すると良いでしょう。
TDLにも悪魔使いがいて、倒すと主人公のパーティに応じて仲魔をくれます。仲魔の譲渡ができるというのは結構重要なポイントじゃないでしょうか。COMPを介して悪魔と契約しているはずですが、その契約を書き換えることができるイメージですかね。世が世ならポケモンのように悪魔をトレードしているかもしれません。……とも思いましたが、仲魔にするときは悪魔会話で交渉していて、こちらを気に入ってくれたから仲魔になってくれているわけで、単純に譲渡するのは難しいような気もしてきました。志望動機を述べて考え方が合致した会社に入ったのに、気づいたらよく知らない別の会社に出向させられていた、みたいな。
一方で、悪魔が仲魔になってくれるのは、合体を通して強い力を手に入れるため、あるいは自らの神格を取り戻すため、という設定があります。その観点から考えれば、契約していた悪魔使いより実力のある悪魔使いについて行った方が目的を果たしやすそうですね。ということは、実力を認めさせることで同意のもと譲渡が可能、くらいの感じだと思います。
エキドナの大きさ
TDLの奥にいるエキドナを初めて見たときはびっくりしました。体が大きすぎて顔しか映っていないのですから。エキドナはギリシャ神話に出てくる神で、上半身は人間の女性、下半身は蛇の神様です。多くの怪物たちの母であることから、このような大きさとして描かれたように思います。
真・女神転生ではエキドナがその大きな体でTDLを支えています。自分が動けない代わりに、主人公たちに品川のハニエルを倒してきて欲しいと依頼します。
彼女の話によれば、多くの神々が法の神によって魔界に落とされたようです。ロウ勢力が作り上げたいのは選ばれた者のみが生きる世界ですから、選ばれなかった多くの人が苦しめられることになってしまいます。エキドナはそれを防ぎたいので、カテドラルの乗っ取りを行うガイア教徒を助けるため、ディスティニーランドごとやってきたそうです。
カテドラル建造に関わっているメシア教徒の末路についても教えてくれて、ハニエルに送り込まれたメシア教徒たちは死ぬまで働かされているとのこと。もし力尽きても「神の下に行けるから」と言われながら働いているそうです。品川で「カテドラル建造に向かった夫が帰ってこない」と言っていた女性がいましたが、エキドナの話を聞くに彼女の夫は……。
カテドラルの建造を止めれば苦しんでいるメシア教徒も救える、というスタンスなので、エキドナの心の広さが伺えます。さすがおかん。
エキドナの頼みを断ると戦闘になります。ジオ系の魔法で動きを止めることもできますが、エキドナは早いので先に向こうのマハブブーラが飛んでくることも。魔法フェーズの中でも速さが重要になります。
最後のルート分岐
さて、この後の展開によってエンディングが変わってきます。
エンディングは3通りあり、神の千年王国建造の手伝いをするロウルート、支配を振り払い悪魔と共存する自由な世界を追い求めるカオスルート、どちらに対しても過剰に傾かずに人間の力で復興させていくニュートラルルートの3つです。
ロウルートでは品川にいるハニエルに協力してエキドナを倒すことになります。品川に戻ってハニエルへの協力を宣言すれば、ハニエルがカテドラルへの橋をかけてくれます。千年王国のためにカオス勢力を排除し尽くした主人公は選ばれし民として千年王国でその貢献を称えられるでしょう。ただし、千年王国に相応しくないと判断された人々の苦しみの上にですが……。
カオスルートではエキドナに協力してハニエルを倒すことになります。TDLに戻ってエキドナへの協力を宣言すれば、エキドナがカテドラルへの橋をかけてくれます。管理された社会である千年王国の実現を防ぎ、人と悪魔が共存する原初の地球の姿を取り戻したことで自由な生活が待っています。ただし、全ては自らの責任において行動しなければならないため、弱い者は間も無く淘汰されてしまうことでしょう……。
ニュートラルルートではエキドナ、ハニエルの両者を倒すことになります。橋をかけてくれる者はもういませんが、かつて井の頭公園で「天秤を偏らせないように進め」とアドバイスしてくれた老人が力を貸してくれます。神に刃を向け、返す刀で悪魔たちも斬りつける修羅の道ですが、元々の東京のように人間自身が責任を持って生活するようになります。ただし、苦境においてすがるものがない生活はとても苦しいもので、いずれロウやカオスに傾倒する人が現れてくるでしょう……。
と、どれを選んでも100%の正解にはなり得ず、何を優先させるのかによって選びとるものが変わります。ゲーム的には3つともエンディングを見れば良いやで済みますが、現実だとしたら選べる選択肢はひとつです。ガチで選ぶつもりでルート選択するとめっちゃ入り込めます。
属性の調整
エキドナを倒すと属性がロウに、ハニエルを倒すと属性がカオスに傾きます。2Dマップ(フィールド)で主人公のアイコンを見ることで大まかな偏りが確認できます。ロウの場合は時計回り、カオスの場合は反時計回りで、偏りが大きいほど勢いよくグルングルンと廻ります。
偏りが大きい時には極ロウ、極カオスという呼び方がされ、ハニエルやエキドナとの会話で選択肢が出ないことがあります。例えば極ロウの状態でエキドナに会うと「説得は無駄のようだな」といきなり襲いかかってきます。多分改造後のロウヒーローと同じように主人公も冷たい表情をしていたんでしょうね。神の声以外は無視、みたいなロウの鑑のような存在です。
もしニュートラルルートを選択したい場合は属性値の偏りに気をつける必要があります。ハニエル、エキドナの両方を倒すには選択肢を表示させないといけないため、これまでのイベントごとに偏らせないように選択肢を選んだり、メシア教会やガイア教会で繰り返して回復してもらうことで調整しましょう。このあたりの節操のない感じがまさにニュートラルですね。
あるイベントではカオス寄りの発言をしているのに、また別のところではロウ寄りの発言をするなど、どっちつかずの読めないやつです。一見ロウ、カオス共に仲良くできそうな気がするニュートラルですが、この辺りの節操のない感じがどちらからも嫌われる要因になっています。
この部分についても誰が正解とかはないので、「自分がどう生きるか」を主軸に考えるポイントですね。
TDL編まとめ
品川、TDLでの選択によってエンディングが確定します。どのルートでもカテドラルに向かうことは変わりませんが、戦う相手は大きく変わるのでよく考えて選びましょう。ハニエル、エキドナと話す時の属性によってもルートが狭められるので、事前に調整しておくのも良いでしょう。
カテドラル突入後はこれまた衝撃的なイベントがあるので、今のうちに復興しつつある東京を回っておくとお礼がもらえたりします。
といったところでまた長くなりそうなのでこの辺で。
では、ゆっくりとおやすみください。おやすみの間、悪魔に肉体を乗っ取られぬようお気をつけて……。
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