ばってん語りたい真女神転生1の世界〜水没の東京とカテドラル【Part11】

ばってん語りたい真女神転生1の世界〜水没の東京とカテドラル【Part11】

今までにやったゲームで己を語るシリーズ。todo(@Explorers_todo)でございます。

真・女神転生1のストーリーを思い出しつつ好き勝手語っているのですが、如何せん語りたいことが多すぎて長文を連発しています。品川、TDLで倒した相手、協力した相手によってルートは分岐しますが、どのルートでもカテドラルに突入します。

初回プレイのカテドラルはマップを見ずに挑んでみましたが、なかなか骨が折れました。

 

最初の吉祥寺編

 

TDL方面

 

悪魔全書(まとめ)を見るならこちら。

 

今回もやっぱり長いです。

 

 

カテドラル

カテドラルは東京湾に建造された巨大な浮島に建つ大聖堂です。上は地上8階分、下は地下8階分と、上に下に広い構造になっています。メガフロートにこんな建物を建てちゃうなんてメシア教徒のガッツすごいですね。文字通り命を懸けているだけあります。

ニュートラルルートで地下から進入するとちょっと分かりにくいのですが、2Dマップでカテドラルを見ると、カテドラル・ロウとカテドラル・カオスという2つの入り口が確認できます。1階のマップはロウ側とカオス側で分かれていますが、地下1階に降りれば別の側に移動することができます。

主人公がカテドラルに突入した時点で、カオス勢力もカテドラルに突入しており、地下2階以下を乗っ取っています。

ロウルートではロウヒーローから「東京を守る四天王を倒してこい」と言われ、カオスルートではカオスヒーローから「東京を守る四天王の力を借りてこい」と言われます。ニュートラルだと両方から「行ってこい」と言われます。どのルートでもお使いに行かされる主人公とヒロイン……。

 

四天王の役目

レベル上げの強い味方として有名な四天王の館。その奥には四天王がいます。

北の毘沙門天(ビシャモンテン)、東の持国天(ジコクテン)、南の広目天(コウモクテン)、西の増長天(ゾウチョウテン)がそれぞれ東京を守護しています。四天王は仏教において仏法を守護する守護神で、これになぞらえて各方向を守っています。

カオスルートで会いに行くとわかるのですが、彼らは東京の守護を平将門公と約束しており、自分より強いものが現れたらその者に従うようにと言われているのでした。

ロウルートでは「神の邪魔をする鬼」という扱いで討伐対象に挙げられています。

カオスルートでは「東京はもう守る価値がないから彼らはもう解き放つべき」というスタンスで会いに行きます。

ニュートラルルートの場合は主人公からしたら特に会いに行く理由もないですが、一度倒して仲魔として作りたいから,というゲーム的な目的になるかもしれません。

四天王に会うためには品川の悪魔使いから「四門の玉」をもらう必要があります。もしこれまでに「四門の玉」を入手していて、尚且つ四天王を2柱以上倒していた場合はカテドラルでそれぞれの陣営のヒーローと会話した時点でイベントが発生するのでちょっとびっくりします。

 

神の怒り

四天王が欠けたことによって東京を守る力が弱くなったことで、神の怒りが東京に降り注ぎました。その怒りとは大洪水です。

神の怒りにより大洪水が起きるのは創世記のノアの方舟のエピソードですね。英雄は事前に神の怒りによって地上が洗い流されることを知っており、それを逃れるための方舟についても作り方を教わっていました。

ロウヒーローの口ぶりから、四天王を倒した後に大洪水が起きることは知っていたようです。カテドラルも大地の上に建てられたのではなく、メガフロートの上に建てられていることからも、方舟として使うことが想定されていたことが分かります。大洪水が発生することで東京にいるメシア教徒たちがどういう目に遭うか分かっていながらそれを実行させるのはなかなかの畜生ですね、改造後のロウヒーロー。

実はこのノアの方舟のエピソードは真・女神転生2のロウルートでも再現されます。こちらは大洪水という聖書に見られたそのままを再現するのではなく、方舟に搭載されたメギド・アークという兵器で地上を焼き払います。真・女神転生2では聖書のエピソードを天使が科学的な手法を用いて再現するという皮肉めいた話が結構あるのでヒヤヒヤします。

カオスヒーローは「カテドラルを乗っ取ろうとしていなかったら全滅していた」とドン引き。いやでも君も四天王の力を東京から引き離そうとしたのを忘れちゃダメですからね。

 

水没後の東京

大洪水によって水没した東京では低い建物は軒並み水の中にあり、高い建物だけがかろうじてまだ入れるようになっています。カテドラルは浮島なので水位と一緒に上昇して無事でした。

カテドラル・カオスではカメ、カテドラル・ロウではタコがつかまっていて、助けてあげると背中の上に載せて水の上を泳いでくれます。聖書エピソードからの浦島太郎は微笑ましいですね。

水没した後は、どのルートでも都庁に向かうことになります。都庁に進入するのは32Fからなので、大体100メートルから150メートルまで水位が上昇していますね。

ロウ勢力は神の降臨のため、カテドラル上空の制空権を取りたがっています。逆にカオス勢力は制空権を与えないようにしたいんです。そのためロウ側ではヴィシュヌ、カオス側ではラーヴァナがそれぞれ都庁を拠点にずっと戦っているようです。

各ルートでは対応する敵を倒すことになります。同じ陣営なら仲魔になってくれるので先に話しかけておくと楽です。ニュートラルについてはどちらも敵扱いになってしまうので、邪教の館で作りたい方を倒せばOKです。もちろん両方倒すのもアリ。節操ないのがニュートラルの特権です。

ニュートラル、ロウでラーヴァナを倒すと、その息子であるインドラジットも襲いかかってくるので油断しないように注意です。

 

ヴィシュヌとラーヴァナ

ヴィシュヌ神はヒンドゥー教の神で、最高位にいる3柱のうちのひと柱です。創造のブラフマー、維持のヴィシュヌ、破壊のシヴァの3柱はセットで語られることが多く、同一の神が3つの側面を持つという表現もされます。

ラーヴァナはラーマーヤナという叙事詩に登場する羅刹たちの王です。羅刹たちの再興を目指して苦行に励み、「神仏に負けない力」を手に入れたそうです。そしていろいろな神に喧嘩を売りに行き、略奪行為を働いたとかなんとか。息子のメーガナーダはこの戦いの最中インドラを討ち取ったので、インドラに勝った者という名前のインドラジットと呼ばれるようになりました。

困った神様たちは「ヴィシュヌさん! 助けてください!」とお願いし、これを受けたヴィシュヌ神は「神のままじゃ倒せないから人間に転生して倒すわ」と言ってラーマという王子に転生して戦いを挑んだそうです。

その縁があって都庁の上層階で戦っていたんですね。あれ、ヴィシュヌ神のまま来ちゃったら勝てないのでは……?

 

将門公に会いに行ける

ニュートラルの場合は皇居にいる将門公に会いに行けます。将門公はこれまで東京の地を守護してくれていましたが、ミサイルによる大破壊と神の怒りの大洪水でもう守るに値しないと嘆いています。しかし、主人公のように四天王の力をしのぐ者が現れたことで、争いを終わらせるとして、将門公の剣を授けてくれます。

将門公に会った後は、四天王の館があった地点を訪れることで、将門公の防具を入手することができます。ニュートラルルートではこれが一式装備としては最強のものなのでぜひ入手しておきたいところ。

真・女神転生25周年の資料(3DSのDeep Strange Journeyについてきたもの)によると、将門公の装備は日本風の甲冑のようなイラストになっています。

実は各属性に対応した装備が用意されていて、ロウならジーザスシリーズで天使のような見た目、カオスなら天魔シリーズでシヴァ様のような見た目になっています。といっても設定の中でこうなっている、というだけなので、ゲーム内では特に見た目は変わったりしないんですけどね。

メガテンといえばゲーム内で将門公にご出演いただくにあたっては首塚にご挨拶に行ったという話が有名です。この後のシリーズでも出てくるので、東京といえば将門公、メガテンといえば将門公というくらいに関わりがあります。

 

蠅王様もいる

カテドラルB6Fにいる閣下……じゃなくてルイ・サイファーと話してからになりますが、カテドラルから西の方にいくと蠅の王として有名なベルゼブブ様がいます。確か今回は蠅の姿じゃなくて人間形態での参戦だったと思います。

カオスルートの場合はそのまま仲魔になってくれるので単純に戦力強化に。「こんごともよろしく といえばいいのか?」とお茶目な姿が魅力的。

ロウ、ニュートラルでは戦闘に。設定レベルが100を超えているので当然の権利のように強いです。ぶん殴りがきついのでランダとかで反射すると楽かも。経験値が美味しいです。

 

ふたりのヒーローの言い争い

ニュートラルルートで特徴的なのが、カテドラルB1Fでのロウヒーロー、カオスヒーローの通路を挟んだ場所での言い争い。都庁でのヴィシュヌとラーヴァナの争いに終止符を打って帰ってくるまでずっとふたりで言い争っています。ロウとカオスという相入れない立場ではありますが、この時点までは言葉で説得を試みているのが切ないですね。

主人公が帰ってくると、うちの神を倒すとは……次に会う時は敵だ、みたいなセリフをふたりとも吐いて消えていきます。その後のシステムメッセージが切なさを煽っていてめっちゃいい感じです。

「>もう みぎからのこえは きこえない」

「もう ひだりからのこえは きこえない」

ロウヒーロー、カオスヒーローとここで完全に決別した感じがよく現れています。

この後井の頭公園の老人から「ロウとカオスの戦いは決着がつかず膠着状態」という情報をもらい、争いを終わらせるためにロウ勢力のミカエル、カオス勢力のアスラおうを倒すように言われます。ここからカテドラルの内部に進入して敵を倒しにいくことになります。

1FやB1Fの広さを見ると「これが上下に8階層分……!?」と絶望しそうになりますが、実際には先に進むほどフロアが狭くなっているので安心です。なお敵は強くなる模様。

 

エンゼルリングとカオスリング

ロウルートでは地下でエンゼルリングが、カオスルートでは地上でデビルリングがそれぞれ必要になります。

ロウルートの場合は、池袋で噂されていたスガモプリズンの最上階にいる老人がキーパーソンです。洪水後にその老人に会いにいき、必要な仲魔が揃っているとエンゼルリングを作ってくれます。スガモプリズンにいるということはロウ勢力の誰かなのでしょうが、その正体は作中で明らかにはなりません。ウリエル、ラファエル、ガブリエルを材料にエンゼルリングを作れることを考えると聖人あるいは彼らより位の高い天使であるメタトロンやサンダルフォンが候補に挙がります。

しかし、池袋のNPCの老人は「スガモプリズンの最上階には悪魔合体の名人がいる」と語っていたので、単純にロウ勢力の誰かとは言いにくいですね。自分たちの手で悪魔合体しようものなら、神様に怒られてしまいますから。

そうすると、ロウにもカオスにもニュートラルにも力を貸す邪教の館の関係者が候補として濃厚です。ゲーム内のスガモプリズンの運用を考えると、ロウ勢力に力を貸すのは牢屋に入れる理由たり得るのでしょう。ただし、悪魔合体がうまいということはカオス勢力にとっても非常に有用なので、誰も手出しができないスガモプリズンの最上階に幽閉しておいたのでしょう。邪教の館の悪魔合体はバイオテクノロジーと錬金術の組み合わせで成り立っているので、錬金術師の誰かなのかもしれません。トリスメギストスやサンジェルマン伯爵のような錬金術師が日本に来てたとしたら胸熱ですね。

このエンゼルリングの話を聞きにいくために地上の各フロアにいる天使たちに話を聞くのですが、ミカエルの部屋でのロウヒーローのセリフがかなりキてます。

「神が生み出した人間はついに自滅してしまいました」

いやいやいや、洪水で押し流したのはあなたのボスですから! 神の言葉を聞かないのが悪いんだから怒りを受けて当然、くらいの感覚で話を進めていくあたりにロウヒーローの狂気を感じます。念のため補足しておくとこの時点ではロウヒーローは頭に手術を受けていて、ほとんど自分の意思で話していないので、単なる代弁者に過ぎません。

カオスルートの場合は地下にいる魔王たちからデビルリングの素材をもらい、アスラおうが作ってくれます。器用ですねアスラおう。

アスラおうがいる手前の階層ではカオスヒーローと再会します。ここでカオスヒーローのパートナーとして動いていた「りえ」が「私リリスよ」と正体を明かしますが、プレイヤーの9割くらいは正体に気づいていたでしょうね。「本当はあなたと私で新しいアダムとイブになるはずだったけど遠ざけられてしまったの。だからあなたの大切なひとを奪おうと……ごめんなさい。もう二度とあなたの前には現れないわ」と去っていきます。

目の前でこれを見せられたカオスヒーロー君の気持ちも考えてみてください。自分のパートナーだと思っていた人が友人のことをずっと好きで、目の前でその気持ちを伝えているのを見せられるという苦行。脳が破壊されそう。

「俺は当て馬だったのか……。なんか腹が立ってきたな。まぁいい、アスラおうがお前を待っている」と気丈に振る舞います。しかし、「俺か? 少しひとりにしてくれ……」と傷心なセリフもあるので、結構かわいそうな感じに扱われています。

アスラおうが作ってくれたデビルリングは悪魔の力のみなもとで、アスラおうも「使い過ぎには気を付けろ」とアドバイスしてくれました。

先行するカオスヒーローを追いかけてカテドラルを登っていくと、扉に阻まれているカオスヒーローがデビルリングに気づいてその力で扉を開けてくれます。「いくらでも力が湧いてくる!」とデビルリングを使い続け、ついには「なんだ? 俺の体がァー!!」と体が耐えきれなくなり崩れ落ちてしまいます。

一番輝きそうなカオスルートで一番かわいそうな最期を迎えるのが皮肉が効いています。ロウ、ニュートラルで戦った時にはあんなにカッコいい散り際なのに……。

 

実は何人かボスをスルーできる

自分でプレイした時はくまなくマップを埋めたい病が発生してかたっぱしから扉を開けて並居るボスたちと戦いまくっていたのですが、SFC版やPS版だと倒さなくていいボスもいるんですね。プレイ動画を見ていて気付きました。

ロウエリアだとウリエル、ガブリエル、ラファエルをスルーして進めます。ロウヒーロー、ミカエルは必須戦闘です。

カオスエリアだとスルト、アスタロト、アリオクをスルーできます。カオスヒーローとリリス、アスラおうは必須です。

ニュートラルなら6体分のボスをスルーできるので、エストマを使って駆け抜ければただのカテドラルマラソンになっちゃいますね。とまぁ知っていればここまで楽できますが、初回プレイでは律儀に全員倒すのがお約束ですし、ストーリー的にもミカエルやアスラおうと戦っている時に背を討たれたらたまりませんから、気持ち的には倒しておくのがスマートです。

 

悪い夢…いや…いい夢…だった…

真・女神転生1を象徴するセリフがこの「悪い夢…いや…いい夢…だった…」というカオスヒーローの最期のセリフ。

ロウ、ニュートラルで聞くことができるとても印象的なセリフです。デビルリングの悲劇があるので、ついついロウかニュートラルで進めたくなります。

カオスヒーローとの出会いはオザワにボコボコにされていたところからで、自分に降りかかる火の粉を払うためには力が必要だと強く感じていました。そのため力を重視するカオスの勢力に身を投じるわけですが、道は違えても力を発揮している主人公のことはある程度認めてくれていました。

池袋で投獄された場合も助けに来てくれますし、カテドラル突入後も「お前は四天王の館を巡って力を試してこい」とある種アドバイスとも取れる言葉を投げかけています。

このセリフの前にある「<主人公>には最後まで勝てなかった……俺は神を凌ぐ力を手に入れたはず……これは夢だったのか」という部分も良いですね。主人公を友人として認識しながらも、超えるべきライバルとして捉えているのが表現されています。

オープニングで「なぜ俺を起こした! せっかくいい夢を見ていたのに……」とのセリフに繋がっていくのもすごく好きです。初回プレイだとオープニングのセリフは覚えていませんでしたが、クリア後に最初から始めた時に「ああ、繋がっていたのか!」と気付く良い仕掛けです。複数のエンディングがあるので、プレイヤーが2週目を始める可能性は高いですからね。

 

神に捧げられた生贄

カオスヒーローと対照的に悲しい散り際なのがロウヒーロー。脳に手術を受けており、もはや自分の意思で喋っているようには見えないんですよね。

カオス、ニュートラルではロウヒーローと戦うことができ、その最期のセリフは「神に選ばれたのではなく、神に捧げられし生贄に過ぎなかったのか……」となっています。

このセリフを見るに、完全に洗脳が解けている訳ではなさそうですが、生贄であると自覚したあたりは自分の意思が入っていそうです。「お前はメシアだ」と言いくるめられていたのですから、操り人形のままだったら「僕はメシアなのに……」みたいなセリフになるはず。いや、でも神を疑うような発言になるから何も言わずに消えるかも。

ロウのエンディングだと神の使いが「ロウヒーローのことは案ずる事はない。彼は今神の御許で至福の時を過ごしている」と言っているので、2回も命を落とした挙句、また魂は囚われのままという悲惨な状況のようです。

六本木で命を落とすまでのロウヒーローは明るくて人のことを思いやれるとてもいい人で、神に対する信仰は特に口にしていないんですよね。神への信仰を口にし始めたのは改造後の品川から。つまり改造後の人格にとっては神の御許にいる事は幸せなのかもしれませんが、元々の人格にとっては幸せとは言い切れないんです。

ここでカオスヒーローのようにオープニングに戻ると、ロウヒーローは十字架に磔にされた状態で登場します。この時現れる神の使いは「これは神に捧げられし魂」とはっきり明言しています。ロウヒーローの最期のセリフもオープニングと繋がっていました。

続けて「あなたが名前を呼べば彼は目を覚ますでしょう」と言われて名前を入力する訳ですが、ここでやっと本来のロウヒーローの人格が目を覚ます訳です。目覚めたロウヒーローは「何かを成し遂げるはずだったのに……君が助けてくれたんですね」とお礼をいいますが、オープニング内で目覚めた事に対するお礼と、神の操り人形になっていた自分を止めてくれたお礼の2つの意味があるように思います。

 

ルシファーに唆されたアスラ王

ロウ、ニュートラルではカテドラルのB8Fでアスラおうと戦います。「神のために戦う偉大な勇者様よ!」と軽口も交えながら戦いを始めます。

アスラおうは元を辿っていくとインド神話のヴィローチャナで、さらにその起源はゾロアスター教の最高神アフラ・マズダとも言われています。「アフラ」はアスラと同じ語源だとか。ヴィローチャナは仏教に輸入されて毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)として位置付けられています。

元々はアスラ(阿修羅)に悪魔を表す意味合いはありませんが、メガテンの世界では悪魔の立場に貶められてしまったので、その復権としてルシファーと手を組み、カオス勢力の頭目として立ち上がったようです。

アスラおうを倒した後のセリフで「ルシファー様にも一目おかれ……」とあるので、メガテン内の力関係はルシファーの方が上なようです。このセリフがあるせいで閣下に唆されちゃった感が出てしまい、アスラおうの大物感が削がれているような……。

バトルでは魔法があまり効かないので、タルカジャをかけて物理で殴ればOKです。タルカジャを使える仲魔は最後までCOMPで連れて行きたいところです。

ロウルートではアスラおうを倒してエンディングに突入します。

 

真・女神転生1ではまだちゃんとしていたミカエル

「神の如きもの」とも呼ばれる大天使ミカエル。真・女神転生1ではカテドラルに神を迎えるため、カオス勢力の討伐にやってきました。

カオス、ニュートラルでは主人公の事を「偽メシア」と呼んでいることから、人々の注目を集めている事は認めているようです。千年王国を実現するためには大きな障害となるため、ミカエル自ら主人公を排除しようとします。

バトルではアスラおうと同じように魔法があまり効かないので、タルカジャをかけて物理で殴ればOK。この頃になると強力な武器を使っていると思いますので、回復さえしていれば多分大丈夫です。ただタルカジャをかける前にミカエルのマハラギオンやメギドラオンが飛んでくることがあるので、タルカジャ要因はなるべく高レベルの仲魔が望ましいです。

倒すと「このミカエル、力不足によりお迎えすることかなわずお許しを……」と綺麗に消えて行きます。

真・女神転生1では綺麗で強い大天使だったのですが、続編の真・女神転生2ではセンターの元老院として人間たちを管理しています。裏ではメシアプロジェクトを進め、人工的にメシアを作ってなんとしても千年王国を実現させようとします。例えそれが神の意思に背くことになっても! と暴走を始めてしまうんですよね。このせいで神様もドン引きして、ミカエルに声を届けなくなってしまうという悲しい結果に。

2でメシアプロジェクトを進めているのですが、そのプロトタイプとしてロウヒーローを改造していることを考えると1でも一概に綺麗とも言えませんね。

 

カテドラル編まとめ

カテドラルはラストダンジョンだけあって、自力で踏破するのはなかなか骨が折れます。ある程度レベルを上げたらエストマを使って敵の出現を抑えるようにするとスムーズに歩けるので、先にマッピングしちゃうのもいいかもしれません。

なんだかんだどのルートでも上まで行って、下まで行ってとカテドラルを遊び尽くすことになります。各ルートのボスを倒すと、自動的にカテドラルの頂上に進みエンディングに進みます。このエンディングがまた想像させる余地があるものなので、別のページで好き勝手語ります。

 

では、ゆっくりとおやすみください。おやすみの間、悪魔に肉体を乗っ取られぬようお気をつけて……。

 

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