ゲームを作り続けるには健全なメンタルを維持することが大事【ゲーム開発】
ゲームを作り続けるためには「アレ」のケアが欠かせません。
「アレ」とはなにか、思い浮かびましたか?
正解は……
「メンタル」
でした。タイトルでネタバレしているのでクイズにするのもどうかと思いましたが、一瞬でもいいのであなたの頭で考えてもらうことに意味があるのです。
なにかをする際には、やる気やモチベーションが注目されますが、自分自身のメンタル、すなわち精神状態をいかにいい状態に保つかがキーポイントです。これ無くして技術習得は難しいのです。
趣味のゲーム開発は自分で始めたこと
仕事でやっていることは何が何でも完成させるでしょうが、自分でやり始めたことだと、辛くなってきたら辞めてしまえるのがいい点でもあり、悪い点でもあります。……まぁ仕事も本気で辛いなら次の仕事を探してから辞めるべきだと思いますが(笑)
特に趣味でやり始めるゲーム開発だと、いつでも始められる反面、いつでも辞められます。本業が忙しくなってくると時間の確保が難しくなりますから、「やった方がいいけど緊急じゃないもの」は後回しにしてしまうんですよね。
このようなゲーム開発では「ゲーム作り楽しい!」と自然と手が進む状態になるのが理想ですが、「Unityエディタすら開きたくない!」なんて日もあると思います。
正直に言うと、私は最初のゲームを作っている頃は「ふふっめっちゃ辛いわ」と1週間くらいゲーム開発から離れたことがあります。
このブログでは以前「ゲーム開発のモチベーションが下がったら別のゲームを作り始めるといいよ!」なんてお伝えしたのですが、理想的にはそうであっても現実問題、メンタルがすり減っている状態ではそこまでできないんですよね。
ツールの使い方を覚えている時間が辛い!
私はUnityを使ってゲームを作っていますが、Unityを使い始めたばかりの頃はゲームそのものを作っている時間より、Unityの使い方を覚えている時間の方が長くなったりして、「あれ? 自分はなにをしたかったんだ……?」と見失うこともあります。
ツール(道具)の使い方を覚えるのは自転車の乗り方を覚えるのに似ていて、一度覚えてしまえばほとんど意識することなく使えるのですが、その状態になるまでが辛いんですよね。自転車でも乗れるようになるまでがしんどかったのを思い出します。
頭の中ではゲームのアイディアが浮かんでいるのに、それを実現しようとしても手が追いついていない状況はもどかしいものです。この状況が続いてしまうと辛さが積み重なってしまうんですよね。楽しさを味わうまでのこの辛い時間が心折れる原因になったりもします。
今でこそ常にUnityを開きっぱなしの私ですが、使い始めの頃は自分で触って苦しんで、チュートリアル動画(英語)を見ながら苦しんで、と割と辛い体験もありました。
辛い時は休んでもいい
ちょっと辛いな、と思うことがあったらいったん立ち止まって休むことも大切です。
上ではツールを使い始めたときに感じる辛さを例に挙げましたが、ゲーム開発をしていてちょっと辛くなってくることはよくあります。エラーが多発してどこから手をつけていいか分からなることだってありますし、エラーはなくてもなかなか思った通りの動きにならないこともあります。
こんな時は一度休んでみましょう。辛いときに無理すると、辛さにばかり注目してしまって、どんどん辛さが増幅されていってしまいます。
特に普段のお仕事でも大変なことがたくさんあるでしょうから、そんな時はゲーム作りが負担にならないようにするのがベスト。
ゲーム作りはメンタルを健全に保つことがまず初めの第一歩です。
休んだ後に「もうちょっとやってみる」と思える
思いっきり休んだ後には「もうちょっとやってみようかな」なんて自然に思えたりします。
休むことで精神が落ち着くというのもありますし、その精神が宿っている体が回復するのもあります。プライベートで忙しさに追われているのなら、寝ることが最高のモチベーション回復につながるかもしれません。
休んだ後だと、例えばUnityの使い方に苦しんでいたのが案外スルスルと頭に入ってきたりして、「あの辛かった時間は一体……」と思うことも。エラーが出ていたのなら、悩んでいた時間はなんだったのかと思うくらい簡単に解決できることもあります。
デバッグするなら寝た後がいい、なんて別の記事で触れましたが、体を休めることで脳内の情報が整理されるというのもあります。
実は休むことも続けるためには必要な要素です。ゲーム開発を自分でやってみようと思う人はやる気が溢れる人が多く、ストイックなこともあるので休みを取るのに引け目を感じてしまうかもしれません。ですが、長く続けるという観点では適切な休みも必要なんです。
続けることで得られるもの
メンタルを健全に保つことでゲーム開発を続けることができます。ゲーム開発を続けることでどんどん技術が身についていき、技術が身につくことでそれが自信に変わりメンタルが安定していきます。
一度にどかっと進めるよりも、コツコツ続ける方が安定して長く積み重ねることができるので、続けるためのメンタルをケアしていくことも大切です。
ゲームを作る時のスケジュールを見積もる際は、こうした休息も予定に入れておくといいかもしれませんね。休みが無かったり、キツキツのスケジュールでゲームを作っていると自分を追い詰めてしまうことにもなりかねません。
まとめ
ゲーム開発の技術を磨いていくためには、ゲーム作りを続けていく必要があります。続けるためには健全なメンタルを維持するためにケアしていくことが大切です。
こういうメンタルは技術を吸収していく土台として大切なものなので、技術習得と同時にぜひメンタルにも目を向けてみてください。
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