【ゲーム開発】デバッグは睡眠のあとで。ハマる前にまずは寝よう
開発全般でのあるあるですが、寝た方がデバッグ進みませんか?
プロジェクト後半で、寝ている時間すら惜しい! って状態だとなかなかデバッグしていても解決しないことが多いですが、「もう無理! 今日だけガッツリ寝て明日土下座しよう!」ぐらいの感じで次の日仕事に向かうと、あんなに悩んでいたバグがあっさり修正できた、なんてことはあなたも経験があると思います。
睡眠時間が少ない状態だと、バグを見つけて焦るたびにまたバグを生み出すバグスパイラルに陥りがちですが、その負の螺旋を断ち切るための解決策は寝ることです。
同じ行動を繰り返す「狂気」
プログラミングをした後はテストをしてデバッグをして……という流れになります。しかし、疲れている時ってデバッグの解決の糸口がなかなか見つからないんですよね。
「あれ? おかしいなぁ」なんて言いながら同じ操作をしたり。
「もしかしたら次は変わるのでは?」なんて思いもあったり。
名言としてよく出てくる言葉に『狂気とは、同じ行動を続けていながら異なる結果を期待すること』というものがありますが、疲れた時のプログラマの行動はまさに狂気に満ちているのです。
実行ボタンを何度も押してしまうのは、「いや、このエラーメッセージは気のせいだ、そうに違いないんだ」という狂気がそうさせているのです。
寝よう。まずはそれから
こうした『狂気』の解決策として有効なのは「寝ること」です。
急いでいるときに寝るなんて! という焦りも分かりますが、大体の場合は寝た方がデバッグが早く終わります。
単純に疲れが取れているから色々と気付きやすいというのもありますし、寝ているときに脳内の情報が整理されるから、というのもあります。
新人の頃、先輩と話していて衝撃的だったのは「今日も寝ている間にコーディングしてた」という言葉。
彼はどうやら夢の中でJavaのコードを書いていたようでしたが、その時は「本当にプログラミングが好きなんだな」と思ったのを覚えています。
その後しばらくして私も同じようなことがありました。
その内容はプロジェクトの内容と直接一致していなかったと思いますが、起きた後にコードを見たら「あ、この辺り直したほうがいいかも」と自然と分かったことがありました。
前日に悩んだ後、ちゃんと寝てからコードを見ると、他の部分との繋がりがよく見えるんですよね。
仕事の外でやっているゲーム作りだったら、壁にぶち当たってもある程度悩んだ後にしっかり睡眠をとった方が早く開発が進むかもしれません。
寝る暇がないって?
仕事で明日が納品日なんです! って状態だったら……それはもう寝ないで頑張ってください(笑)
そうした状況にならないためには無茶なスケジュールを引かないというのが一番です。リカバリーが効くように多少の余裕を積んだ見積もりを出せればいいんですけど、お客さんの立場だったら「もうちょっと早く」って言っちゃうのかも。
スケジュールを切り詰めた結果、品質に影響が出るリスクについても十分に話し合えるように信頼関係を築けると一番いいんですけどね。
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