毎日何かしらの創作活動ができるのはすごいことだから自信を持って!

毎日何かしらの創作活動ができるのはすごいことだから自信を持って!

この記事は役立つことを伝えるというよりは応援メッセージ的な位置付けです。

Twitterをチラッと眺めると、誰かしらが自分が作っているゲームやイラスト、音楽を公開していて、しかもそれがほぼ毎日だったりするのでびっくりします。

こういう創作活動を続けられるというのは素晴らしいことです。

言い方はアレですが、創作活動は生きるために必須の行動ではないわけですよね。まぁこれを言い始めたら世の中の何割かは生きるために必須の行動ではなくなってしまいそうですが、それでもなぜ人が創作活動をするかといえば自己実現のためです。自己実現の手段として創作活動があります。

誰にやれと言われたわけでもないのに継続できるのはすごいことですから、途中で心が折れそうになっても「自分はすごいことをしているんだ!」と励ますことも大切です。

 

 

創作活動を継続するのはすごいこと

もう何回も言っていますが、創作活動を継続するのはすごいことです。生きるために必須じゃない行動のために時間もお金も注ぎ込んでいくのですから。この点はおそらく他の人には理解できないことで、もしかしたら「なんて無駄なことを」と言われてしまうこともあるかもしれません。

でも創作活動によってなにかの作品を作り上げた時、それは紛れもなくあなたが生きた証になりますし、その時の喜びは何物にも変えがたいものになります。

創作はなんらかのメディアを通して触れることができる作品、例えばゲーム、漫画、イラスト、小説、音楽、映画だったりしますし、直接パフォーマンスとして表現するダンスや歌だったりするかもしれません。

これらに共通しているのは、触れた人にエネルギーを与えてくれること。

自分が創作活動を楽しむだけではなく、その創作活動を通して生まれた成果物に他の人が触れることによって、その人を笑顔にすることができるんです。

他の人の笑顔のために自分の能力の全てを注ぎ込んで何かを作り上げるなんて、なんと素晴らしいことでしょうか。

 

マズローの自己実現理論

マズローの自己実現理論、あるいはマズローの欲求5段階説を聞いたことがあるでしょうか。

これは人間の欲求は段階を踏んでレベルアップしていき、自己実現の欲求に向かうという考え方です。ざっくりと説明すると、以下のものがあります。

 

第一段階: 生理的欲求

まずは自分の生命を維持するための欲求が生まれます。これは「お腹が減ったからご飯食べたい」という生命維持を求める欲求ですね。まずこれが満たされないと次の欲求まで進んでいきません。

 

第二段階: 安全の欲求

続いて安全の欲求が生まれます。こちらは安全な場所にいたいという欲求です。生理的な反応の他に、外敵から身を守るための欲求ですね。「今銃弾が頬をかすめていったけど、それはそれとしてゲーム作ろう」とはなりません。まずは安全な場所に逃げるのが先ですよね。

 

第三段階: 社会的欲求

生理的な欲求が満たされて、安全の欲求も満たされると、今度は社会的欲求が出てきます。人は社会的な動物なので、他の人の存在を知って、さらにそのコミュニティに所属したいという欲求が生まれてきます。

コミュニティに所属しているのに孤独感や疎外感を感じる場合はこの欲求を満たせていないのかもしれません。例えば考え方や価値観が異なる人が多い会社などでは、会社に所属しているとはいえ居心地が悪くなってしまいます。なので、単純に何かのコミュニティに所属していれば良いわけではなく、孤独や疎外感がなく安心できるコミュニティに属したいのがこの欲求ですね。

 

第四段階: 承認欲求

その次に出てくるのが承認欲求です。承認欲求の中でも低レベルの承認欲求は他者から認められることで、高レベルの承認欲求は自分自身を軸とした評価、というように2つのレベルに分けられています。SNSなどでよく承認欲求を満たすなんて話がありますが、あれは他の人からの評価に軸を置いてしまった場合には低レベルの方の承認欲求です。

マズローは高レベルの方の承認欲求を目指すべきと言っていて、自分が楽しいからやる、他の人の評価は好きに言ってもらっていい、くらいの自分が軸となった考え方になっています。こちらだと次の自己実現に近づいている感覚ですね。

 

第五段階: 自己実現の欲求

5番目に出てくるのが自己実現の欲求です。自分自身を肯定的に捉えるのに加えて、自分の持てる能力を全て発揮したなんらかの創造的な活動をしたくなります。創作活動はこの自己実現に他なりません。

他の人の目を気にして行動してしまうのではなく、自分を軸にしつつ自分が表現するべきもの、自分が解決すべき課題に注力する欲求です。

晩年のマズローはここに加えて第六段階の自己超越を提唱しています。第五段階までは自分が向き先になっている欲求でしたが、第六段階だと自分すら捨て去って目的のために行動するようになります。この段階まで進む人はマズロー曰く全人口の2%だそうです。創作活動も究極的には第六段階まで進むかもしれません。

 

このマズローの自己実現理論から言いたかったのは、創作活動を行うのは自己実現の欲求なので、高い段階での欲求を満たそうとしている行為だよ、ということ。つまり他の前提条件をクリアした上でさらに生まれる欲求なので、元々難しいことをしているんです。例え他の人に褒めて欲しいから、という第四段階の欲求だったとしても5つあるうちの4番目ですから高い段階です。

なので、創作活動を続けているというのは殊更すごいことなんです。

 

無駄に見えるものが心を豊かにする

自分の能力や価値観全てを注ぎ込んで行う創作活動の結果、作品が生まれます。

自分の中にあったものに形を与えることで、他者と分け合うことができるんです。エネルギーが詰まった作品は他の人にもそれが伝わります。他の人に楽しんでもらう、他の人を元気にするという他者との関わりも自己実現の側面です。

無くてもいいものだけど、あると人の心をより豊かにする、それが創作活動によって生み出された作品なんです。

 

無理せず続ける

自己実現が大切だからといって、無理して毎日創作活動をしなければならないということはありません。自己実現のために行っていることが自分の首を締めてしまっては元も子もないですから。

ゲーム作りの観点ではありますが、メンタルを健全に保つことが継続に繋がる点は以下の記事でも触れています。

毎日やる人もいれば、週1回やる人もいますし、月1回やる人もいます。本業が忙しくなれば、なかなか時間を取れないことだってありますからね。本業のお仕事を頑張るのも大切で、上で少し触れましたが、自己実現の欲求に至る前にはその前段階の欲求を満たさないといけません。お仕事を頑張るのは第一、第二、第三段階の欲求を満たすことにもなりますから、まずはここをきっちりやっておくのが大切です。

自分のできるペースで創作活動を続けてみることで、やればやるほど楽しくなってきて自然と時間を作ろうとします。このモチベーションの源泉として自己実現の欲求があるんです。

せっかく考えた作品をエターナらせないためにも、無理しない範囲で続けるのは大切です。

 

まとめ

何度でも言います。創作活動を続けているあなたはすごいことをしているのです。

作品が完成するまでの間は辛い時期もありますが、それが成し遂げられた時の喜びは何物にも替えがたいものです。

なので、一緒にがんばっていきましょう!

 

     

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