メンタルの状態に応じて取り入れる言葉を変えることも必要【ゲーム開発】

メンタルの状態に応じて取り入れる言葉を変えることも必要【ゲーム開発】

自分のメンタルの状態を把握するのはとても大切です。同じ言葉を聞いたとしても、メンタル次第ですんなり心に入ってくることもあれば、抵抗感を持ってしまうこともあります。

自分のスタンスとの違いももちろんありますが、日によって言葉の受け取り方が変わることもあるので、その日の自分の感覚をもとに取り入れる言葉を切り替えてみるのも大事です。

このブログではUnityのテクニックの他に、メンタルをいい感じに保とうなんて話もしています。例えば以下の記事。

ゲーム開発で「もう頑張れない……」と心が折れてしまうとそこで手が止まってしまい、せっかく思いついたゲームが日の目を見ない……なんてことも。これは辛い……!

なので、少なくともゲームを完成させるためにはメンタルを維持していくのがまず基本となります。

 

 

メンタルの状態に応じて取り入れる言葉を変えることも必要

人間である以上、メンタルの状態がいい日もあれば、ちょっと落ち込むような日もあります。1ヶ月単位で見ても、ある週は調子がよくて、ある週はちょっと調子が悪いかも、なんてバイオリズムを感じるかもしれません。

ゲーム作りを進めていくときには他の人の意見を参考にすることもあります。テクニック面でもそうですし、心構えなども他の人から聞くことがあります。

このとき、心構えに関する意見などはメンタルの状態によって変わってくることを意識しておく必要があるかもしれません。

例えばメンタルの状態がいい日であれば、ノリノリで作業できそうな気がします。次から次へとアイディアが思い浮かんで手が止まらないくらいにどんどん作業が進んでいきます。こんなときに「ちょっとずつでいいんだよ、無理しなくていいんだよ」なんて言葉を聞くと、「いやいや、今めっちゃノリノリなのに何言ってんだ」と思ってしまうことがあります。

一方で、メンタルの状態がちょっと落ち込んでいるときに「ダメダメ、全然努力が足りないよ。毎日2、3時間はやらないと意味ないよ」なんて言葉を投げかけられたら「あぁ、自分はなんてダメなんだ。ゲームを作ることなんて無理だったんだ……」なんて落ち込んでしまうかもしれません。毎日長時間できるなら確かにそれは理想的ですが、プライベートで嫌なことがあったり重い問題を抱えていたりすると心に負担がかかって、正論を受け止めるのが辛くなってしまいます。

メンタルの状態がいいときには他の人の言葉を(いい意味で)取捨選択できますが、メンタルが落ち込むと正論に耳を傾けがちになります。人間は学習する生き物なので、弱い部分を改善したがることからこうした弱点に目を向けがちです。落ち込んでいるときには、自分ができていることを見ずにできないことに注目しちゃうので心の負担が大きくなっちゃうんですよね。

 

誰に向けた言葉かを意識してみる

言葉を取り入れるといっても、多くの場合技術ブログを見たり、Twitterでつよつよ開発者の言葉を見たり、Googleで「ゲーム開発 うまくいかない」なんてググったりして見つかったブログの言葉を読んだりすることが多いと思います。この記事を書いている2020年の12月はまだまだコロナの脅威の真っ只中ですから、直接会って話すこともそう多くはないかもしれません。

直接1対1でお話しているならあなたに向けて言葉を伝えることができますが、こうしたメディアを介して言葉を伝える場合は誰に向けた言葉なのかを意識するとグッド。

例えばつよつよ開発者が「月10万DLまで行って分かったけど、努力しているつもりでも全然足りていなかった」というように発信していたら、おそらくこれは既にゲームをリリースしていてちょっと伸び悩んでいる人向けのメッセージだと予想されます。ある程度メンタルも整っているけど、何かひとつきっかけが欲しい状態の人に対して「自分もそうだったから、あなたもあとちょっとのところにいる」といった意味で発信しているので、「努力が足りない」という言葉でもメッセージが伝わります。

でもこのメッセージが不特定多数の人が触れることができる形で発信されていたとしたら、これをちょっと落ち込んでいる人が受け取ることもあります。すると「あぁ、自分には(以下略)」となってしまうかもしれません。

不特定多数の人に向けたメディアの場合はターゲットとなる人以外にも情報が届くので、発信者が誰に向けているのかを意識するのが大切です。

……と言いつつも、メンタルが落ち込んでいるときにはそこまでする余裕はないかもしれません(笑)

 

Twitterならリストで分けるのもアリかも

Twitterならフォローしている人のツイートは自分のタイムラインに表示されます。相手は人なので、日によってはキツいことをいうことがあるかもしれません。キツいといっても耳に痛いだけの正論であることが多いので、いい情報を発信してくれているのですが、それでも「あー今日それ聞きたくなかったわ」と思ってしまう日もあります。

良薬口に苦しですからこうした言葉こそ自分のためになるのですが、その薬を飲み込めないレベルで落ち込んでいる日はやっぱり体の中に入っていかないものです。

こんな時のために、もし普段Twitterを使っているならリスト機能を使ってフォローしている人を分けておくのもいいかもしれません。メンタルの調子がいい日は正論が飛び交ってるやる気リスト、メンタルが落ち込んでいるかもしれないときには心を労る言葉が並んだ和みリスト、なんて感じで体調に合わせて受け取る言葉を変えてみるのもひとつの手です。

理想だけを追うと現実とのギャップに押しつぶされそうになりますからね。メンタルが落ち込んでいるときには自分を労るのも開発を続ける上で大切です。続けていれば技術もどんどん吸収できますから。

 

ブログならお気に入りフォルダを分ける

ブログの場合は相手のペースで情報が発信されるというよりはこちらからアクセスしにいくことが多いので、不意に正論が飛んでくることも少ないと思います。自分のペースで情報にアクセスできるのはメリットです。

ブログならお気に入りフォルダを分けておいて、正論ブログ、和みブログと並べておいてもいいかもしれません。同じブログの中であっても記事によってメッセージを届けたい人が変わることもあるので、ページ単位で分けるのも良いと思います。

その日のメンタルでは受け止められそうにない内容だったら、お気に入りに放り込んで別の日に読んでみる、なんて感じで後回しにするのもひとつの手です。せっかくのメッセージなのですから、ちゃんと受け止められるタイミングで読むのがいいかもしれません。

 

まとめ

メンタルの状態によって同じ言葉を受け取ったとしても反応が変わってきます。言葉を受け取るにはメンタルが良い状態を維持するのがベストですが、そうでない日ももちろんあるので自分を潰さない言葉を選択するのも必要なことです。

自分の中に取り入れる言葉を選ぶというと抵抗感のある人もいるかもしれませんが、取り入れた言葉によって思考が変化し、思考が変化することによって行動も変化していくので、どんな言葉を受け取るかはとても大切です。

 

     

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