【Unity】実は2Dの方が素材集め大変なんじゃないか説【ゲーム作り】

【Unity】実は2Dの方が素材集め大変なんじゃないか説【ゲーム作り】

2Dのゲームを作っていたときにふと思ったのですが、2Dのゲームって素材を集めるのが大変ですよね。

2Dのゲームはドット絵が主流なので「素材を作りやすいのでは?」なんて思われるかもしれませんが、実はゲームにするにはちょっと大変なんです。

マップ素材でTilemapによるステージを作る分にはいいのですが、キャラクターのアニメーションを作るのがびっくりするくらい大変です。というのも、スプライトの場合は画像を切り替えてアニメーションを作るため、アニメーションのコマ数の分だけキャラクターの画像が必要になるためです。

自分が思い描いたゲームに合致する素材を用意するなら、結局自作するしかないという結論になって時間をかけて素材を作ることに……なんていう辛い事態に。

案外素材を用意する部分がネックになったりします。単純に「2Dだから楽勝っしょ!」みたいにはならないことを心を込めてお伝えしたいです。いやマジで。

 

 

配布素材はある、けど……

ありがたいことに、素材を配布してくれている方はたくさんいて、ちょっとグクればたくさんの素材が見つかったりします。RPGツクールの素材を探すようにすれば、上から見下ろした形の画面になるトップビューの素材はたくさん見つかるでしょう。

配布されている素材を使うのであれば、歩行アニメーションくらいは用意されていますが、アクションゲームやサイドビューのRPGで使うにはやはり自分で画像を足さないといけません。(こだわりを捨てればいいだけではあるんですけどね)

敵キャラのアニメーションについても作成する必要がありますから、配布素材を改造してアニメーションになるように
画像を足して……とすると、「3Dで作った方が楽だったのでは?」と思い始めます。

 

「自分でも作れそう」という沼

2Dのゲームの素材を集めるときに気をつけなければいけないのは、「これなら自分でも作れそう」という気持ちです。2Dの素材って、一見すると簡単に作れそうに思えるかもしれませんが、ちゃんとした表現をするなら結構技術が必要だったりします。

ドット絵の場合は少ない解像度でいかに情報を伝えるか? という観点で素材が作られます。今素材を配布してくださっている方々の素材は簡単そうに見えて実は難しいことをさらっとやっていたりするんですよね。

これは自分で実際に作ってみると分かります。「32 * 32のドット絵なんて、高々1024ドットしかないんだから楽勝でしょwww」なんて素材を作り始めたら、3時間後には「マジですんませんでした」と謝りたくなるんです。

「ほんとかよ」って今思いましたね? ここは自分でやってみるのが一番です。結構大変だったんだな、と身に染みて分かる部分ですから。

一番の問題は「自分でも作れそう」という気持ちだと思います。3Dの素材などは、普段からやっている人ならともかく、いきなり自分で作ろうとするのは難しいので「お金で時間を買ってしまおう」と気持ちを整理できるのですが、できそうだと思っていることだとついつい自分でやってしまおうとしちゃうんですよね。

特にゲーム作りをしている人だと好奇心が強い傾向にあるので、挑戦してしまいがち。これ自体はとても良いことですが、想定よりは時間がかかる心づもりでいた方が良さそうです。

 

購入するという裏技

3Dモデルを自分で作るのはちょっと大変ですが、アセットストアなどで買ってしまえばすぐに完成品が手に入るのでアニメーションなども付いた状態で使えます。無料でも使えるキャラクターモデルなどもありますから、気楽にダウンロードして使えます。

しかも、アニメーションについては同じボーンを使っていれば別のモデルでも使い回すことができるので、実は再利用の面で優れていたりします。

例えばボクセルアートとしてキャラクターモデルを作成し、アセットストアで買える人型のボーンとアニメーションを組み合わせれば、それだけで自分が作ったキャラクターにアニメーションをつけることができます。

こう考えると、思ったよりも3Dのゲームって簡単に作れそうですよね。

 

2Dも3Dも両方やってみよう

このページで伝えたかったのは、2Dだからといって簡単に作れるとは限らないし、3Dだからといって難しいとも限らないということ。

どうせ好奇心が抑えられないのなら、2Dの開発も3Dの開発も触れてみて、「自分がやるとどれくらい時間がかかるのか」という情報を手元に残してからターゲットユーザーや自分の好みを考慮して選択すると良いと思います。

最初に作ったゲームでは手間取ったとしても、次に作るゲームでは実はもっとうまく作れるかもしれません。1回作っただけでなく、是非どちらのタイプのゲームも作り続けてみてください。

 

     

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