【サガフロ】クーン編のモチーフは指輪物語かな。こちらもラスト手前で衝撃が

【サガフロ】クーン編のモチーフは指輪物語かな。こちらもラスト手前で衝撃が

今までにやったゲームで己を語るシリーズ。どうもtodo(@Explorers_todo)でございます。

ブルー編の思い出を語っている中で、ラスダンのアレがクーン編に登場する指輪と関係してたので、クーン編も振り返ってみたいなと。

クーン編は指輪集めがメインで、さまざまなリージョンを巡っていく点はブルーと似ているかもしれません。

主人公のクーンはモンスターで、敵の能力を吸収して変身し、強くなっていきます。ゲームボーイ時代のサガ1、サガ2のような感じで懐かしさもあるかもしれません。変身の法則を知らないと同じようなレベル帯のモンスターでぐるぐるしてしまったり、見た目が気に入っているモンスターから見た目がアレなモンスターに変身してしまったりするので、自在に戦うためにはある程度サガフロに慣れた後に挑戦するのがベストかも。

クーン編といえばラスト手前で「お前マジか!?」となるイベントもあり、初見プレイでは多くのプレイヤーが引っかかったことでしょう。このページでもその部分に触れちゃうので、リマスター版を新鮮な気持ちで遊びたい場合はプレイ後まで読むのを我慢してね。

 

 

サガフロ全体の思い出

サガフロについて語りたくなってついつい長文で語ってしまった記事が以下のものです。

なるべく短くしようと思ったのに10000字を超えるという体たらく。好きなゲームについて語るとなるとたとえブログであっても紙面が足りない感覚が生まれるのはきっとあなたにも分かってもらえるはず。

そんな勢いで書き殴りました。

 

クーン編の流れ

クーン編の目的は、リージョンに散らばる指輪を集めてその力で故郷のリージョン「マーグメル」を救うこと。「マーグメル」は昔は美しいリージョンだったようですが、今はもう草木も枯れ、滅びを待つだけとなっています。リージョンそのものにも寿命があるという点はサガフロの世界を知るためのキー情報かもしれません。

クーン編では序盤はなかなか自由に歩き回れませんが、その分迷うことがないので目的地が分からなくなることはそんなにないかと思います。

  • スクラップでカバレロ一家と戯れる
  • タンザーに飲み込まれる
  • 各地の指輪を集める
  • 指輪の君の試練
  • マーグメルを救うために指輪の力を使う

自由行動できるまではリソースのやりくりが大変かもしれません。

また、ドゥヴァンに行けるようになる前にタンザーに行くことになるため、印術の資質を得ることはできません。クーン本人はモンスターなので特に影響はありませんが、味方に上位の印術を使わせることはできません。(すでに印術の資質を持っているキャラを仲間にすることはできます)

印術は「勝利のルーン」だけあればいいよ、というケースも多いので、店売りの術だけでもそこまで気にする必要はないかもしれません。

さらに、時術を使える時の君(通称トキノくん)も仲間になりません。というのも、時間妖魔のリージョンに飛ばしてくれるヴァジュイールがクーン編では指輪の話しかしないので、時術のイベントを進めることができないんですよね。このイベントの過程で入手できる超強力な武器「幻魔」も手に入らないのが痛いところです。

時術が手に入らないので必然的に空術を選択することに。時術に慣れているプレイスタイルだとここで方針転換することになるかもしれません。モンスターの変身に慣れているなら、空術を買うより能力値の高い麒麟を仲間にした方がいいかも。「麒麟の歌」「リバースグラビティ」だけ残してどんどん吸収して強化する感じでしょうかね。

サガフロでは相反する術のうちどちらかを選ぶことになるので、その辺りは以下の記事でまとめています。

 

スクラップでカバレロ一家と戯れる

指輪を集めてマーグメルを救うために旅に出るのが始まりです。マーグメルで長老から指輪をひとつ受け取ったクーン。指輪の裏には「私たちの兄弟を集めて願いを叶えて」と書かれていました。長老はこのひとつの指輪を使ってなんとか崩壊を食い止めてきたようですが、それも限界に近づき、他の指輪を集めてマーグメルを救おうとしたのでした。

マーグメルはリージョン界を動いているらしく、たまたま近くに来ている「スクラップ」のリージョンから旅が始まります。サガフロには「スクラップ」やら「ボロ」やら、直球なネーミングのリージョンもあるのが面白いところ。「ボロ」はメカのT260G編で物語が始まる場所です。

スクラップの酒場にいるのは指輪のことを研究しているメイレン。彼女に話しかけると、指輪のことを教えてくれます。願いを叶える指輪なので情報を独占していても不思議ではないですが、指輪のことを教えてくれるなんていい人ですね(棒) きっと最後まで一緒に戦ってくれる真の仲間なんだろうなぁ(棒)

「クーン、さっきみたいに簡単に指輪を見せちゃだめよ。悪いやつもいるんだから」と警告してくれるとは、なんと親切な人なんでしょうか(棒)

メイレンによればスクラップを取り仕切っている「カバレロ一家」が指輪を所有していること。クーンとメイレンでカバレロ一家の工場に乗り込みますが、指輪との交換条件としてメイレンがカバレロたちに連れて行かれてしまいます。そこでスクラップの酒場にいるキャラたちと協力してメイレンを取り返しにいくことに。

この時仲間になってくれるリュートは主人公となるシナリオもあります。自由人なのでニートと呼ばれることも多いですが、カバレロファクトリー(カバレロの工場)に乗り込む際は侵入経路を探ってきてくれる有能キャラだったりします。故郷のヨークランドでも「サンダー」という超強いモンスターの弟分がいますし、ただぶらぶらするのが好きなだけで案外面倒見が良かったりします。

また、T260G編の主人公であるメカのT260と剣豪のゲンさんもここで仲間になります。T260は主人公以外の時はGがつかないので、T260G編をプレイした後だとニヤリとできます。

カバレロファクトリーでは工場の機械の間を駆け抜けてカバレロの部下と戦います。無事勝てればカバレロから指輪とシップのパスをもらえるので別のリージョンに向かうことができます。クーン編ではシップのパスがない状態だとシップ乗り場で「10000クレジットだよ」と、とんでもない金額を請求されるんですよね。

他のリージョンではシップの運賃がとられないのですが、スクラップではこんな感じでお金を取られます。クーロンなどではハブ空港のように様々なリージョンへの便が出ているのでそれなりに運賃もかかりそうなものですがそっちは無料だったりします。トリニティから補填されているのでしょうか。

 

タンザーに飲み込まれる

スクラップから向かった先はクーロン。サガフロではどのキャラもお世話になるリージョンです。

クーロンではメイレンが指輪の情報を教えてくれるので、ここで目的地を決めていくことになります。ただ、スクラップからクーロンに来た直後は、シップがタンザーに飲み込まれてしまうので、まだまだ強制イベントが続きます。タンザーは生き物の中だけあって、補給が難しいのでここでパーティを強化するというよりはなるべく早く脱出を目指したいところです。

タンザーにいるのはノーマッドという悪女で、彼女が指輪を持っています。他のシナリオでも印術イベントで登場しますが、クーン編では指輪を回収しないといけません。

ここにはフェイオンという弁髪の男性がいて、彼はメイレンの恋人だったりします。もともと普通の髪型をしていたそうですが、「心術の資質を得るには弁髪にする必要がある」という噂を間に受けて髪型を変えたとか。そして心術の資質を得るために京のリージョンに向かったところ、シップごとタンザーに飲み込まれたそうです。メイレンと会うのは久しぶりで、お互いに心配な日々を過ごしていたみたいです。

ノーマッドのアジトに乗り込むと手下たちに襲われます。これも撃退してノーマッドを追い詰めていくと……彼女はタンザーの内臓に取り込まれてしまいます。10ターン以内にタンザーを倒すと彼女を救って指輪を手に入れることができます。10ターン経ってしまうと……指輪だけ残されることに。ストーリー上、どちらであっても指輪は手に入るので、ゲームオーバーにならなければどちらでも大丈夫です。

タンザー戦は攻撃が激しく、10ターン耐え忍ぶ方が辛かったりしますが、レッド編をプレイしたサガフロプレイヤーはメカをガチガチに固めて耐久力を上げ、ノーマッドが吸収されるのを静かに見守るとか。

指輪を入手した後はタンザーが飲み込んだものを吐き出そうとするので、シップに乗り込んで脱出します。この時、メイレンが恋人を心配する様子も見られます。なんて優しい人なんだ(棒)

 

各地の指輪を集める

ここからやっと自由行動が始まります。クーロンを拠点に、メイレンが教えてくれる指輪の情報を頼りに各地を巡っていきます。戦闘でターン数制限のある富豪の家や、敵を倒さないと出られない領主の家は後回しにした方がいいかもしれません。特に領主の家のイカはロマサガ3でも猛威を振るったメイルシュトロームをぶっ放してきますからね。

 

済王の古墳

シュライクにある古墳ではかつて指輪を持っていた済王が古墳で眠っています。3種の神器を集めるとロードスケルトンになって目覚めた済王に会うことができます。最初はクーンたちが盗掘していると疑ってきますが、指輪同士が共鳴してクーンの状況が伝わったことで、仲間になってくれます。いい人。

シュライクは日本がモチーフになっていて、済王は古代シュライクの王様だったようです。古墳が出てきている時点で日本チックでしたね。草薙の剣や勾玉など、モロに日本風の武器やアクセサリが出てくるのもシュライクの面白いところです。

 

富豪の家

ヨークランドにいる富豪が指輪を持っています。富豪の家の娘が病魔に取り憑かれてしまい、その娘が救えるならなんでもいい! とモンスターであるクーンにも助力を求めてきます。クーンが富豪の家を訪れたときには「こんなの手に負えねぇ!」とモヒカン男が飛び出してくるので、本当に誰彼構わず助けてもらおうとしていたようです。

ここで登場する病魔は妖魔で、娘に取り付く前にHPを削ってしまうと逃げてしまいます。初回プレイだと倒し方は分からないことがほとんどなので、一度戦闘した後、クーロンの裏通りにいる医者のヌサカーンを連れて戻ってくることになります。

病魔を倒した後は指輪とお礼のお金をもらえます。何回も話しかけるとその分だけお金をくれますが、何度もやりすぎると夜逃げしてしまいます。「助けてあげたんだからさぁ」と何度もお金をせびるクーンとかめっちゃ怖いですね。モンスターやメカ、果ては妖魔を引き連れてお礼を要求してくるんですから(笑)

ちなみにここで登場する、病魔に取り憑かれた富豪の娘は、クーロンにいるアニーの妹だったりします。この富豪の家に養子としてもらわれていったそうですが、クーンによって破産に追い込まれるとは夢にも思わなかったでしょうね。

 

領主の家

マンハッタンで策士の指輪が売られていますが、指輪を買えるだけのお金を持ってお店にいくと別の人が先に買ってしまっています。この指輪を買ったのはオウミの領主だそうで、クーンたちはオウミに向かうことに。このあたりのイベントはロマサガ1のアイスソードを思い出します。

領主の家に向かうと、領主を名乗る男がクーンたちを落とし穴にはめ、屋敷の地下に落としてしまいます。地上に戻る過程で戦うのがデビルテンタクラーというイカ。このイカが強くて領主の家に閉じ込められるプレイヤーが後を絶たなかったとか。

イカが使うメイルシュトロームは強力な全体攻撃で、鍛えていないパーティだとあっという間に全滅してしまいます。

仲間に妖魔がいる場合はイカを妖魔の小手に封じ込めておくのもおすすめです。確かタイガーランページを使えるようになるので、火力も上がります。

地上に戻ると領主……を名乗っていた偽物から指輪を手に入れることができます。

 

ネズミと追いかけっこ

バカラというリージョンにいる男が指輪を譲ってくれるそうで、クーンたちはそこに向かうことに。その男の部屋を訪ねると、金庫にしまっていたはずの指輪がネズミに盗まれてしまいます。

ネズミを追いかけてバカラの地下に向かい、ここでネズミを捕まえます。うまく捕まえられれば簡単に終わるイベントですが、ネズミが奥まで逃げてしまうと巨獣が出現してしまいます。対策していないとこちらもあっさり全滅するので、地震攻撃を防ぐ装備を固めておくとグッド。

ちなみにこの巨獣はエミリア編でも登場します。巨獣を倒してしまうと……。

 

刑期100万年の男

監獄のリージョンには指輪を持っている男がいるとの情報を得て、クーンたちはディスペアに侵入することに。印術イベントでもそうですが、監獄なのにガンガン侵入されているのはいいのでしょうか。

指輪を持っているのはディスペアの所長で、所長自身も囚人。刑期はなんと100万年だそうで、サガフロ界の刑法がどうなっているかまでは分かりませんが、とにかくとんでもないことをしでかしたようです。このディスペアは所長のために作られた説もあり、実は何かから守るために監獄の中にいる……とかありませんかね。刑期100万年と定められているあたり、ヒューマンではなく上級妖魔だったり。

ディスペアの中へは清掃員に扮して潜入します。所長の部屋まで行けば指輪をもらえます。

 

指輪の君の試練

神秘の指輪以外を集めると、ヴァジュイールの試練に挑戦できます。

ハイアンドローだったり、パックマンみたいな試練だったり、パズルのような試練があったりと、さまざまな試練が待ち構えています。中でも印象的な試練は生命の間のマグマスライム祭り。計30体のマグマスライムと戦う……とこれだけだと何の印象にも残りませんが、恐ろしいのはマグマスライムが使う技。マグマスライムたちは「マグマタッチ」という耐性無視でLPを削る技を使ってきます。

確かファストトリック(ターンの最初に発動する技)なので、LPの少ないキャラに集中すると一気に昏睡まで持っていかれます。メカなどのLPが多いキャラで全体攻撃をぶっ放して倒していくのがベスト。クーンもLPが少なく、主人公のLPが0になると即ゲームオーバーなので、なるべく別パーティで戦った方がいいかも。

全ての試練を終えるとヴァジュイールに挑むことができます。と言っても普通の戦闘ではなく、連携で芸術点を貯める戦闘になっています。4連携、5連携を決めて得点を稼ぎ、10点になると指輪をもらうことができます。

この戦闘では第一パーティが選ばれるため、クーンも含めて連携に組み込まないといけません。サガフロの技には瞬間ステータスと受付ステータスが設定されていて、どの技とどの技が繋がるか、みたいなパラメータが設定されています。この瞬間ステータスと受付ステータスは画面に表示されないので自力で5連携を目指すのはちょっと大変だったりします。ぶっつけ本番だとうまくつながらないこともあるので、事前に他のリージョンで雑魚と戦闘して繋がりやすい連携を見つけておくといいかもしれません。

ちなみに陰術には「ハイドビハインド」という後ろから驚かすだけの術がありますが、実はこの術は同じ術同士で連携が繋がります。慣れたサガフロプレイヤーだと「ハイドハイドハイドハイドしっぽ」だったり、「ハイドハイドハイドハイドサミング」でお手軽に5連携を決めて花火を打ち上げるとか。そう、綺麗に連携を決めるとヴァジュイールが花火を打ち上げるので、彼は「花火の君」とも呼ばれています。

サミングで目潰しをされた状態で「美しい!」と花火を上げるところに妖魔のヤバさを感じます。

無事試練を終えて神秘の指輪をもらうと、サービスでマーグメルまで送ってくれます。この姿は俗に「ワープの君」と呼ばれます。

 

マーグメルを救うために指輪の力を使う

ヴァジュイールから最後の指輪をもらったクーンはマーグメルに戻ってきます。指輪の力を使ってマーグメルを元の姿に戻して! と願うと……そこに現れたのはかつての美しいマーグメルの姿。オープニングで見た、今にも朽ち果てそうな姿とは違って一面の緑が美しく広がります。

しかし、仲間のラモックスたちが消えていくではありませんか。メイレンは「マーグメル願い通りに元に戻ったの。そこにいなかったものたちは消えるのよ」と冷たく言い放ちます。

「何でも願いが叶うなんて、そんな都合の良いことはないの。指輪は欲望のエネルギーを集めるために作られたのよ。そして集められた力はここに!」とメイレンが持っていた黒い指輪が妖しく光ります。なんとメイレンはクーンを使って欲望のエネルギーを集めていたんですね。

クーンは指輪の暴走を止めようとしますが、メイレンが持っていた指輪が「マスターリング」となって襲いかかってきます。

……いやお前マジか。

メイレンはマスターリングに操られているので、なんとラスボス戦に参加しません。最初から仲間だったこともあり、パーティの主力として使っていた純粋なプレイヤーだった私にとって衝撃的でした。しかもマーグメルに来てしまったらラスボスを倒すしかなくなるので、ここでいきなり戦略の変更を余儀なくされます。

マスターリングはお供のモンスターを引き連れていて、何ターンか経過するとまた別のモンスターと入れ替わります。マスターリング自体が交代することもあり、双方でパーティ同士がぶつかるきつい戦いです。モンスターを先に倒してしまうと超強力な全体攻撃の「レヴォリューション9」という技を使い始めます。これまたきついのでお供は残しておいた方が安全かもしれません。

そうは言っても敵が連携してくるので、下手に数多く残しておくとこちらのパーティが壊滅状態になったりも。

ある程度鍛えているパーティなら、お供は完全無視でマスターリングに5連携を叩き込めばあっさり勝てたりもします。やられる前にやる、というサガらしさを感じる戦いを展開するのも一興です。

ラスボス戦のBGMはイントロが不穏な感じでゆっくり始まり、1、2ターン過ぎる頃にサビが来ます。前半と後半で印象が異なる曲で、ループでまた前半に戻ると雰囲気がガラリと変わります。ゲーム的には3ターン経過してマスターリングが引っ込んで仕切り直し、なんてタイミングでまた前半部分が始まるような感じでしょうかね。そう考えるとラスボス戦のシステムともマッチしているような感じです。

 

指輪ポイ捨て

無事マスターリングを倒すとメイレンが元に戻り、マーグメルも枯れた姿に。長老は「マーグメルは終わりじゃ」と凹んでいますが、ラモックス(クーンの仲間)たちは「どこでも生きていけますよ」みたいなノリで移住を決意。元気で良いですね。

クーンは集めた指輪が再び集まらないように各地に捨てていきます。願いを叶えたら自動で散らばるドラゴンボールシステムではないので、二度と集まらないように自力で捨てに行きます。ロードオブザリングかな?

元の持ち主に返したり、「いやなんでこの人に渡すの」という行き先だったりもします。ちなみにゲンさんにもひとつ指輪が渡されましたが、エンディングでゲンさんがいる場所がワカツだったこともあり、もともとワカツにあった指輪だったのでは? という説もあります。

メイレンが持っていた黒の指輪(マスターリング)は滅びゆくマーグメルに捨てました。マーグメルと一緒に消え去っていくことで、もう二度と指輪が集まらないようになった……はず。

最後に映し出される手書きの「さよならマーグメル」の文字はクーンが書いた雰囲気の文字です。マーグメル自体を救うことはできなかったけど、そこに住んでいたみんなが引っ越しするための良いきっかけになったのでめでたしめでたしです。

 

地獄を作った指輪

クーン編に出てきた指輪は古代から存在するもので、ブルー編に出てきた地獄を作り出したのもこの指輪でした。指輪は願いを叶えるためのものというよりは欲望を集めるためのものだったので、願った通りに叶えてくれるものではありませんでした。

マジックキングダムは指輪の力で楽園を作ろうとしましたが、見た目だけが楽園で恐ろしいモンスターたちが闊歩する地獄が出来上がりました。この地獄の封印を続けるために完全な術士を作り上げていたのがマジックキングダムです。ブルーとルージュはこれに巻き込まれる形になったんですよね。

クーン編のマーグメルでも、指輪はマーグメルの滅びを止めるのではなくてマーグメルの時間を巻き戻してしまうような形で叶えようとしました。

マスターリングを倒したことで、指輪がマーグメルに及ぼそうとした効果がキャンセルされ、そのままマーグメルは滅ぶことに。

指輪の効果をキャンセルできると考えるならば、クーンがマスターリングを倒したことでブルー編の地獄も崩壊した……らいいなぁ。指輪の力が失われて、地獄の力が弱まって、ブルーが地獄から戻ってきた、とかだったら主人公同士で関係があって妄想が捗ります。

 

まとめ

指輪を集めるのが主軸になるクーン編について思い出を振り返ってみました。思い出しながらなのであやふやな部分もありますが、全体をまとめるとこれ指輪物語だな? となるシナリオでした。

本編では触れられていませんでしたが、ブルー編に出てくる地獄は指輪を使って作り出したものだったので、クーン編とも関連してたりします。

クーン編はエンディングがちゃんとあるので、ブルー編の後にプレイすると「ちゃんとエンディングがある!」と感動するかもしれません。メイレンの突然の裏切りにはびっくりしまが、終わり方も割とスッキリする形でしたので明るく終われると思います。

モンスターの変身法則は慣れないと辛いので、重いシナリオが続いた後にクーン編を入れると気持ちよくプレイできるかと思います。という訳でリマスター版でどうなるか楽しみにしてます。

 

     

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