技術習得をする際に知識をアウトプットする3つの利点【ゲーム開発】
2020年の夏至の日は日食でした。夏至の日にちょうど日食が起きるのは372年ぶりだそうで、ロマサガ3の死食の300年周期より長いスケールの話に驚きです。
372年前と言えば江戸時代に入って30年程経った頃、刀差してる人がその辺を普通に歩いている頃で、その当時の情報が残っているのはロマンがあります。
1600年代の後半になると、江戸幕府の役職として「天文方」なんてのもできて、当時から公的機関で天体を観測する仕事があったのはまさにロマンシング。
……と夏至の日食をテーマに色々とググったものをこれ幸いと思い出しながらブログとしてアウトプットしたのですが、今日はそんなアウトプットに関するテーマでお送りします。
新しい知識を得たら
このブログはゲーム開発をしている人に向けて情報発信しているのでゲーム開発の話を例に。
ゲーム開発をしているときに何か調べ物をすると、今開発している部分の知識に加えて新たな領域の知識が手に入ることがあります。
例えば3Dのステージを作る方法を調べているときに、UnityのProBuilderの機能を知った、みたいな感じです。
このように新しい知識が手に入った時は、「なるほど!」と思って終わりにするのではなく、アウトプットしておくことが大切です。
知識を得たときにアウトプットするメリットは挙げはじめればたくさんあるのですが、3つに絞って挙げると
- ・自分の言葉でまとめることができる
- ・フィードバックを得られる
- ・より知識を入れやすくなる
といった点があります。
自分の言葉でまとめることができる
自分の言葉でまとめるのはとても大切で、人間は「自分の理解の仕方」に合わせないと頭の中に入らなかったりします。
今までの経験はその人独自のものなので、情報の関連付けの方法は人によって異なります。例えばプログラミングが得意な人だったらプログラミングの方法や経験に結び付けて新しい知識を理解しようとするでしょうし、イラストを描くのが得意な人だったらイラストを描くときの方法や経験に結び付けて新しい知識を理解しようとします。
ちょっとIT系っぽく言えば環境変数が異なっている環境で同じコマンドを実行しても別の結果になるイメージです。
学んだことを自分の言葉でまとめるこで、自分の環境に合わせて知識をストックすることができるんです。
自分の言葉に変換する過程では、新しい知識を一度脳内にインプットする必要があります。上記の理解の枠組みに合わせて情報を整理することで、情報を関連付やすくなり、既存の知識を元に思い出しやすくなる効果があります。
単体の情報だとすぐに脳内のメモリから消えてしまいますが、既存の情報と関連させると頭に残りやすくなるんですよね。というのも、脳内に残っている情報、つまり長期記憶として残っている情報は「重要だ!」と判断されたから残っているわけで、その重要な情報に関連付けられている情報も重要であると認識されやすくなります。
そのため、自分の言葉でまとめることで既存の情報との関連付けを行って頭に残りやすくなります。
フィードバックを得られる
アウトプットする際には言葉や成果物で外部に出力します。自分の手元に残しておくだけのこともありますが、ブログやあるいは完成したゲームとして公開すると人の目に触れることになります。
このようにアウトプットしたものについてはフィードバックが返ってくることがあります。
フィードバックがあることで、得た知識を表現できているかの確認ができるんですね。できている、できていないという点について他の人の視点を通して確認するのは大切です。
自己評価というのはどうしても甘くなりすぎたり、逆に厳しくなりすぎたりと極端になってしまいがちなので、フィードバックを得ることで客観的に現状を確認することができます。
……まぁフィードバックをもらうことで「うっ!!」と心が痛くなることもありますが、成長のための筋肉痛だと思えば今の恥や痛みなんて何のそのです。
より知識を入れやすくなる
自分の言葉でまとめて、さらにフィードバックも得ると、最初に知識を取り入れた時点からさらに視野が広くなってきます。
よく「アウトプットすると知識がどんどん入ってくる」と言われたりしますが、アウトプットを通して自分の理解の受け皿が広くなることで、今まで逃していた情報もちゃんとキャッチできるようになるんです。
「知識を得て成長した」という言葉の裏には、このような作用が隠れていたりします。
アウトプットを行うことで自分に必要な情報がなにか分かってくるため、インプットの質が向上していきます。より良い情報をインプットして、それをさらに自分の言葉でまとめて再度アウトプットすることで、どんどん知識が深まっていきます。
この良いスパイラルを導くことが大切なんですね。
まとめ
ゲーム開発をしていると、新しく知識を得ることが多いのですが、得た知識をより強固にするためにはアウトプットが大切です。アウトプットで得られるメリットを3つに絞って挙げると、
- 自分の言葉でまとめることができる
- フィードバックを得られる
- より知識を入れやすくなる
といった点があります。知識をアウトプットする方法としては、
- 勉強会で発表する
- ブログで公開する
- 作品として公開する
といった方法があるので、あなたに合った方法を選択してみてください。この辺りはまた別の機会に深堀りしてみましょうかね。
※方法について記事を書きました。
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