アウトプットしてフィードバックを得るにはこんな方法がおすすめ【ゲーム開発】
以前書いた記事でアウトプットすることのメリットをお伝えしました。
このページではアウトプットの方法についてアイディアを共有させてください。
例えば何かの技術を学んだときに、それを使った成果物を作成するとします。この成果物はレポートかもしれませんし、ブログの記事かもしれませんし、ミニゲームかもしれません。
このページの中では、得た知識をあなたの頭の外に出す行為、またはその成果物をアウトプットと呼びます。
自分の知識をまとめるアウトプットはそれはそれで大切なのでぜひともやって欲しいのですが、このページでは特に人の目に触れてフィードバックを得られる形のアウトプットの方法について考えていきます。
フィードバックを得られるアウトプット
フィードバックを得られるようなアウトプットだと、以下の3つがあります。
- 勉強会に参加する
- 技術ブログで記事を書く
- ミニゲームを作る
フィードバックをもらうという観点では人と関わる形式の方法がベストです。勉強会であればその場にいる人からすぐにフィードバックをもらうことができますし、おそらく参加される方も大人な方が多いと思いますので、心をえぐられるようなひどいことを言う人はいないはず(笑)
技術ブログは例えば私がやっているこのブログのように学んだことを発信してみる場所として使ってみるといい感じです。「発信するからにはちゃんと検証して公開しよう」という意識も働くので自分の言葉でまとめる部分でかなり脳が働いているのを感じます。
ミニゲームを作ってリリースするのはちょっと時間がかかりますが、Twitterなどで「ゲーム作ってみたから遊んでみてください!」なんて広報すればゲーム開発者の方も結構遊んでくれたりします。
3つの方法についてもう少し深掘りしていきましょうか。
勉強会に参加する
勉強会は知識をアウトプットするのに向いていて、誰かひとりが他の人に知識を伝える形式よりも持ち回りで担当箇所を発表する形式だとなお良いです。いわゆる輪講形式ですね。大学で理系の研究室に入ったことがあれば馴染みがあるかもしれません。
人に伝えるためにはより深い理解が必要で、質問されることも想定して発表の内容を練っていくことで多角的に知識を深堀りすることができます。分からなければ後で調べるなり、他の人のアイディアを借りるなりの方法が取れるのも勉強会のいいところです。
きちんと発表するのが目的ではなく、みんなで理解を深めよう! というのが勉強会の目的なので気負いすぎずに参加できるとベストです。最初は社内勉強会のように、社内の慣れている人たちで集まってゲーム開発の勉強だったりUnityの勉強をしてみる、みたいな感じがいいかもしれません。
前の会社にいた時はUnityではなくてチームで扱っているプロダクトだったりプログラミングだったりの勉強会をやっていました。社内の人っていうだけで結構安心感が生まれるので勉強も捗ったように思います。
勉強会はリアルなやりとりを想定していますが、最近ではZoomでもできるかもしれません。
特に新型コロナの感染を防ぐ意味ではZoomでの勉強会が良いですね。ミートでもスカイプでもOK。Discordを使ってオンライン勉強会をしている人も見かけます。
技術ブログで記事を書く
アウトプットとして技術ブログに書くのも知識をまとめるために役立ちます。
記事として書くにあたっては自分の頭の中を整理する必要があるので、この過程で知識が身についていきます。
だんだん慣れてくると「この技術が生まれた背景」「他の技術との関連」みたいにどんどん項目を追加してしまって、やたらと長文になったりすることも。書くのが楽しくなってきちゃうんですよね。
はてなブログなどで無料で始めてもいいですし、自分の資産にするためにWordpressなどを使ってやってみるのもいいかもしれません。個人的な印象ですが、はてなブログのPro版で技術情報を発信している開発者の方が多いかも?
あとはQiitaやnoteで公開するのもいいかもしれませんね。特にnoteはユニティ・テクノロジーズ・ジャパン社が情報発信するためにも使われ始めたので今後活発になりそうな気がします。
WordPressを使う場合はレンタルサーバーを借りるコストはありますが、1アカウント借りておけばブログ以外にも色々とできるので、多少技術的なところに足を踏み込んでもよければこちらもおすすめです。(うちのブログはレンタルサーバーを借りてWordpressで作ってあります)
例えばWebGL向けにビルドしたゲームをアップロードしたり検証したりするのに超便利なので自分用サーバーを用意しておくと捗ります。参考までにこのブログではエックスサーバーでサーバースペースをレンタルしています。
ミニゲームを作る
アウトプットとしてミニゲームを作っちゃう方法もあります。これは学んだことを実戦で活かすスタイルですね。
気合いを入れてゲームを作るというよりも、なるべく早くフィードバックを得るために規模を抑えたミニゲームがおすすめです。
学んだ技術をメインテーマにしたゲームを作るのが目的で、例えばUniRxについて学んだのであれば非同期処理があるゲームを作るのがいいですし、Addressable Systemsについて学んだのであればリソースの管理をAddressable Systemsで行なっているゲームを作るのが良いでしょう。
シンプルにImageコンポーネントの動きについて知ったのならImageを使ってゲームを作ってみるのもいいかもしれません。単純に時間ごとにImageコンポーネントの画像を切り替えて、ボタンを押したらその画像で止まるような絵合わせゲームやスロットゲームのようなものでもいいと思います。
フィードバックをもらうためには、ゲームを公開する必要があります。ミニゲームとはいえゲームを公開するのは結構ドキドキするものですが、こうした自分の感情にも慣れていくといいかもしれません。
ゲームを公開するならWebGLビルドがおすすめです。
Unityroomなどで無料で公開できると思うので、そこでフィードバックをもらえると知識をブラッシュアップできます。
私は自分のブログで公開しちゃっていますが、たくさんの人が集まるUnityroomがおすすめです。
(落ち着いたら私もUnityroomでゲームをたくさん公開したいです(願望))
自分でサーバーを借りていてファイルを置けるのであればWindows向けビルド、Mac向けビルドもアリです。WebGLではグラフィック面である程度制限がありますが、最近のPCやMacを対象としているのであればポストプロセシングやShaderGraph、VFXGraphなどを使ったミニゲームも作れちゃいますからね。
届けたいユーザーの環境に合わせて公開の方法を考えてみるのも勉強になる部分です。
まとめ
このページでは学んだことをアウトプットするための3つのアイディアを提案しました。
フィードバックを得て知識をブラッシュアップするのが目的なので、これ以外にもあなたに合うやり方を探してみるのも良いと思います。
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