使い道に迷う細切れ時間はアイディアの出し入れに使うのが便利【ゲーム開発】

使い道に迷う細切れ時間はアイディアの出し入れに使うのが便利【ゲーム開発】

個人でゲーム開発をしている人にとっては作業時間の確保は大切な課題です。

専業でやっているならともかく、普段のお仕事の合間にゲーム開発をするとなると、なかなか時間を見つけるのは大変です。

特にゲーム開発であれば、作業を進めるにあたってはまとまった時間が欲しいので前進しない作業が重くのしかかってくることも。でも細切れ時間ではコーディングを伴う開発ができないとはいえ、たとえ5分でも見つかれば、ゲーム開発を進められます。

 

 

使い道に迷う細切れ時間はアイディアの出し入れに

普段の生活の中で、5分とか10分の空き時間が出ることがあります。ゲーム作りとしてコーディングするにはちょっと時間が足りないし、でも5分あれば何かできそうだし……と結構使い道に迷ったりすることもあります。

PCを開いてUnityを起動して……とやっているとちょっと時間もかかりますし、コーディングを始めたらノリ始めたところで5分が終わってしまったりも。

細切れ時間を使って実作業をするのはちょっと難しいこともあるので、頭を使うだけ、あるいはメモできる道具だけあれば可能な「企画」をしてみるのがおすすめです。アイディアを出す方ですね。

ゲーム開発には「企画」のフェーズがあるので、細切れ時間を使って企画を進めるのがグッドです。アイディアを練っていくのは頭の中でできますし、スマホがあれば考えた内容を残すこともできます。

今作っているゲームだけではなく、次に作ってみたいゲームの構想をまとめていくのも大切なことです。

細切れ時間ごとにある程度思考がリフレッシュしているので、まっさらな気持ちで別のジャンルのゲームを考えるのにも向いています。

 

開発時間を短縮すると実現の機会が近くなる

今作っているゲームで作った部品や知識を次のゲームに活かせば開発時間も短縮できるので、アイディアを実現する機会は案外近くにあります。

その時のためにアイディアをどんどん残しておくのが大切です。

「今作っているゲームではいれていないけど、次はこんな機能を使ってみようかな」なんて考えていくのも楽しいので、あっという間に5分が終わってしまうかもしれません。

こうした楽しみがあると、「次の時間はこの点について考えてみよう」と細切れ時間を見つけること自体にも楽しさが生まれ、積極的に細切れ時間を見つけていきやすくなります。

そうすると、積み重なって案外多くの時間を使えるようになるんですよね。

 

もちろんアイディアを入れるのにも

自分からアイディアを出すだけでなく、アイディアの源泉を探すのにも細切れ時間は使えます。

開発者が自分のテクニックを公開していることも多いのでそうしたテクニックを自分の中に取り入れてもいいですし、ゲームで表現したい景色の参考として世界各地の秘境の写真を見るのも良いでしょう。

「これをゲームに活かしてみよう!」と考えながら情報に触れると、自然とうまくゲーム作りに結び付けて思考を進めることができます。

また、細かい時間であっても、脳の中に情報をインプットしておくことで、無意識的に脳内で情報を処理させておくことができます。脳って不思議で、自分で明示的に思考している時間(顕在意識が働いている時間)は約3%くらいで、あとは無意識的に思考している時間(潜在意識が働いている時間)なんですね。

5分間能動的にインプットした情報に対しては、別の作業をしている時には私たちは意識を向けていませんが、無意識の中ではちゃっかり情報処理して他の要素と繋がっていたりします。

例えば寝る前まで頭を悩ませていたバグが、起きたらあっさり解決した、なんてことはありませんかね? 私はよくあるのですが、これは寝ている間に潜在意識が情報を整理してくれていたことで自動的に解決方法を導いてくれているんです。

こうした情報を放り込んでおくためにも細切れ時間は便利なんです。

 

「時間があった考えよう」を分割する

大きな問題って、ついつい「時間があったら考えよう」と後回しにしてしまうことがあります。私もうっかりするとついつい後回しにしてしまうのですが、こうした問題を分割して細切れ時間で考えておくと解決が早くなります。

大きな問題がなぜ解決しにくいかって、とっかかりが見えないからなんです。どこから手をつけていいか分からない状態だと、つい腰が引けてしまって時間だけが経過していくことになります。大概の場合、後回しにすればするほど問題がより大きく感じられて、しまいには「休日丸々確保して考えよう」だなんて無茶な計画を立ててしまって、実行が先送りに……。

なので、「他との関連性は無視して、この部分だけ考える!」と問題を分割してしまいましょう。大きな問題というのは、要素が複雑に絡み合っていることで大きく感じられます。なので、まずは細かく分割するのが大切です。

5分や10分の細切れ時間で考えられる範囲はそう多くないので、自然と小さいスコープで問題を切り分けることができるはずです。上で触れた潜在意識のことを考えれば、まず小さい問題を潜在意識の中に放り込んで脳に解決させることで、ちょっとずつ問題の全体についての解決方法をイメージしていくことができます。

各個撃破は戦術の基本なので、問題も分割して考えていきましょう。そのための時間として細切れ時間が有効に使えます。

 

時間の使い方を制するものはゲーム開発を制す

ゲーム開発者にとって時間はとても大切なものなので、うまく使いこなしていきましょう。

時間の使い方を制するものはゲーム開発を制します。

一生の内で作れるゲームの数には限りがありますから、その数を増やすためにも時間をうまく使えるようになるのがベストです。

 

長い時間を確保できそうならぜひコーディング作業を進めていきましょう。

 

     

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