ゲーム作りでも最後にモノをいうのは情熱【続けることが成長に】
二時代ほど古い価値観ではありますが、ゲーム作りにおいて情熱はとても大切です。「情熱」という言葉に抵抗感があれば「モチベーション」と言い換えてもOKです。
どうしても作りたいゲームがある時というのはかなりガッツを発揮できます。もし壁にぶつかったとしても他の人の実例を調査する時にも熱が入りますし、「とりあえず試してみるか!」とフットワーク軽く動けたりします。
ゲーム作りを進めていく中では、おそらくほとんどの人が壁を感じています。やったことがないことに挑戦しているのですから、壁を感じるのは当たり前のことかもしれません。
この壁を乗り越えればゲームの完成に近づきますし、あなた自身の成長にも繋がっていきます。ここで壁を乗り越える原動力になるのが情熱なんです。
「うおおおおおーーー!!! やったるばい!!!」
という熱い気持ちがあればゲーム開発も続けやすいですし、壁にぶつかっても辞めちゃうことも少なくなります。
ただ、「情熱を持て!」と言われても「はい! 持ちます!」と持てるものでもないので、
- 情熱を持っていることでできること
- あなたが秘めている情熱に気付くためのコツ
についても紹介します。
情熱があるとできること
情熱があると、作っているゲームが完成するまで諦めずに進むことができます。
ゲームを作りたいと思った時、あなたが思い描いた理想のゲームの姿が頭の中にあるはずです。この姿は情熱を生み出してくれます。
まるで理想のゲームが「早く俺に物理的な姿をくれ!」と急かすようにあなた自身を突き動かします。神様がこの世に顕現するためにあなたという預言者に語りかけているかのようですね(厨二病)
ゲームの完成まで諦めないというのは「途中で壁にぶつかっても乗り越えていく」ということでもあります。
ゲーム作りは何度も何度も壁にぶつかります。特に初めてゲームを作るときなんて分からないことだらけでしたから、とにかく人がやっているのを真似しながらなんとかリリースした思い出があります。
もしこの時自分に情熱がなかったとしたら……「難しすぎるからもう諦めようかな」と投げ出していたかもしれません。そしたらこのブログも存在しなかったかもしれません。
情熱があるタイミング
情熱の炎が一番燃え盛っているのは企画している段階とか、作りたいゲームを思いついた時が多いと思います。思いついたゲームの姿をイメージして、脳内でそのゲームが動いている様子を見ていると楽しさや嬉しさがこみ上げてきます。
この情熱がずっと維持されるものであれば良いのですが、残念ながら時間経過でどんどんこの炎が小さくなってしまいます。なので、情熱の炎のHPが尽きる前にゲームを完成させられるかどうかがポイントです。
作業を続けている時にもちょっとずつ情熱が再燃してくることもありますが、一番の敵は時間経過ですね。鉄は熱いうちに打て、と言われますが、ゲームは情熱のあるうちに作れとも言い換えられます。
実はモチベーションが下がった時にそれを回復させる方法もあるのでよかったらこちらもご覧ください。
何かを犠牲にすることも
結構酷な話ですが、ゲームを作るための時間を確保するために何かを犠牲にしなければならないこともあります。
なんとなくだらだらとスマホをいじってしまう時間を削ったり、何も考えずボーッとする時間を削ったりと、癒しの時間も削ることだってあるかもしれません。
ゲームで遊ぶことが好きでゲーム作りを始めたのに、そのゲームを遊ぶ時間も削ってゲーム作りに注ぎ込むこともあるでしょう。
普段会社で別の仕事をしている人にとっては、まずは自分の体調を整えて本業で力を発揮するのが大切ですから、体力回復、精神力回復のための時間を削る事になるとなかなか大変かもしれません。
また、人によっては飲み会の回数を減らしたり、友達と遊ぶ回数を減らしたりとストイックな方法で時間を削り出している人もいます。ゲームを完成させてリリースするまでの間だけ、と期限を切ることで友達や家族にも理解してもらったりと根回ししているあたりはさすがだと感じます。
同じことをする必要はありませんが、
- 情熱があるうちにゲームを完成させる
- そのための時間を確保する
というのはやっぱり大事だと思います。
時間の確保の仕方はおそらくみんなが悩んでいる問題でしょうし、それぞれの生活によって使える時間も異なります。他の人がめっちゃ早くゲームを作るからって、同じペースで作れるかどうかはまた別の話ですからね。
使える時間の長さに応じた作業の割り当て方法については別の記事でも紹介しているのでこちらも参考にあなたの生活に合わせてスケジューリングしてみてください。
あなたが秘めている情熱に気付くためのコツ
あなたが秘めている情熱に気付くためのコツを紹介します。
それは、作っているゲームが完成したらどんなに嬉しいか想像することです。
ポイントは「嬉しさ」。
あなたの理想とするゲームを頭のなかで思い浮かべた時に、心躍るような感覚があったと思います。それはそのゲームを遊んでいる時の自分の楽しさだったり、そのゲームを友達に遊んでもらって「すごい!」と言ってもらえることであったり、あるいはゲームがたくさん売れてガッポガッポ稼いでいる時のウハウハ感だったりするかもしれません。
完成した時のことを想像することが大切で、実際にそうなった時の感情をイメージすることで、あたかも完成した時のような嬉しさを感じているようなテンションになります。この感覚を実現させるための原動力として情熱が生まれているんです。
ゲームを作っていて当初の情熱が無くなってしまうのは、理想の姿と自分が作った現実の姿が乖離しているのをまざまざと見せつけられてしまうためです。そうした時は、当初思い描いていた理想の姿に立ち返り、嬉しさをもう一度イメージしてみましょう。
まとめ
ゲーム開発では情熱が大切です。その出どころは、ゲームを作る前にあなたが思い描いていた理想のゲームを遊んでいる時の嬉しさだったり、友達に「すごい!」と言ってもらえる時の誇らしい気持ちだったりします。
あなたが思い描いたゲームに関してはあなた以上の情熱を持っている人はいないので、思い描いたゲームを形にするところまではぜひ続けていただきたいと思います。(そしてそのゲームを遊ばせてください)
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