【ゲーム作り】やったことないジャンルのゲームも手を出してみよう
好きで遊んでいるゲームというのはジャンルがある程度固まってきます。
別の記事でも触れましたが、開発者が作りたいゲームは好きなゲームのジャンルに近いことが多くなります。
これはこれで良いことですが、幅を広げるという観点であれば、今までやったことのないジャンルのゲームをやってみることをおすすめします。
普段やらないジャンルのゲーム
例えば普段RPGを中心に遊んでいるなら、あまりテキストが表示されない音ゲーやレースゲームにも手を出してみましょう。これらのゲームではストーリーがメインというわけではありませんが、プレイヤーの操作に重きを置いているので操作感などを学ぶいい機会になります。
普段ホラーゲームなどを遊んでいるなら子供向けのゲームを遊んでみるのも良いかもしれません。恐怖以外の、優しい気持ちになれるゲームの雰囲気、言葉遣いなどを知ることで別のベクトルの表現が生まれます。ホラーだったらほんわかした雰囲気とのギャップも活かせますからね。
格闘ゲームが中心なら、キャラクターが殴り合わないギャルゲーなども新たな発見があるかもしれません。肉体言語ではなく心を語るような言語で語りあう表現も身についていきます。……ギャルゲーだとヒロイン同士で殴り合う展開がもしかしたら微レ存……? そうなったらギャルゲーの皮を被った格闘ゲームという形でゲームを作るのも面白そうですね。
とまぁこのように新たな視点が生まれてくるのが楽しいので、普段やらないジャンルのゲームもぜひおすすめしたいです。
ジャンルごとの表現も
ゲームの進行やUIなど、ジャンルことに適切な表現が異なるので、自分がよく遊ぶジャンルとは異なる表現を学ぶことができます。
例えばUIについて注目してみましょうか。
RPGのUI
RPGであれば、主人公の情報を一括で確認できるステータス画面だったり、その場で情報を確認するためのメニューが存在します。多いところだと、アイテム、装備、ステータス、魔法、といった感じでしょうか。
RPGの場合はフィールド画面にいる時にはたくさんの情報を見ることができますが、戦闘中は戦闘に関係のある情報がメインになっています。
音ゲーのUI
音ゲーであれば、曲選択の画面でその曲のプレイ状況などを表示しています。曲自体の難易度なども表示されているでしょう。曲のサムネイル が並んでいて、左右のボタンを押したりアプリならフリックすることで別の曲に切り替わったりします。
ゲームのプレイ中は画面内の情報が見やすいように工夫されています。視点がノーツに集まるので、周辺視野で得点やクリア条件のゲージなどを確認できるようになっています。必要のない情報などは極力画面に表示しないようになっているのも特徴かもしれません。
ホラーゲームのUI
ホラーゲームであれば、プレイ中の画面ではほとんどUIは表示されないことが多いです。体力ゲージなども表示されないことが多いですよね。
あれはUIのようにシステム的な情報が表示されてしまうと没入感が損なわれてしまうためです。なのでプレイヤーが情報を確認したい時にはメニュー画面を開いて、そこで必要な情報を表示するようになっています。
こんな感じでUIひとつ取ってみても、別のジャンルのゲームになると表現方法が異なるのが分かります。実際にプレイしてみると、普段自分がよく遊ぶジャンルとの違いを肌で感じられると思います。
音楽を作る人もいろんなジャンルを漁る
ちょっと話が逸れますが、以前仕事で音楽を作っている人に会って話を聞いたことがあります。この方は仕事柄いろいろなジャンルの音楽を作ることがあるそうで、自分があまり聞いたことのないジャンルの曲を作ることもあるそうです。
最初の頃は仕事で作るジャンルの曲について、ツタヤに行って端から端まで借りて聞いていたそうですが、仕事として依頼されていない時にも様々なジャンルの曲を聞くようになったそうです。普段から別のジャンルの曲を聞いて自分の中に蓄積しておくことで、仕事の時にもすぐに対応できるようになったとのこと。
このページの内容はこの方の話を思い出したからだとお気づきかもしれません。
創作の場合は自分の中の引き出しを増やすことも大切ですね。もし引き出しがないなら、資料を見るなり取材するなりで情報を増やせばOKです。いずれにしろ自分の中で経験を積み上げていくことで、より多くの表現ができるようになります。
早速ゲーム屋さんへ……と言いたいけど
では早速ゲーム屋さんへ……と言いたいところですが、流石にコロナ禍の中でお店に行くのも躊躇われるかもしれないので、文明の力を使ってのダウンロード購入がおすすめです。
PS4を持っているならPS Storeで、Switchならマイニンテンドーストアで購入しましょう。
Windows PCがあるならSteamでダウンロードしてプレイしましょう。Steamなら海外のゲームも購入できるので日本のデベロッパーとはまた一味違ったゲーム作りを体験することができます。
お金をあまり使わない方法であれば、スマホ向けのアプリをかたっぱしからダウンロードする方法も良いでしょう。個人的にはこれがお手軽でいいかなーと思います。
ガッツリとしたゲームもありますし、様々なソシャゲ、ミニゲームも豊富です。
ガッツリとしたゲームなら、スマホでどのように操作しているのかが勉強になりますし、ソシャゲであれば、インストール後にユーザーを逃さないような工夫を勉強できます。
ミニゲームならアイディア一発勝負が多いので、「このアイディアのどの点が自分に刺さったのか」といった分析もできます。
無料のアプリならどうやって収益化しているのかも勉強になるはずです。
選ぶときは主観を抑える
普段遊ばないタイプのゲームを選ぶときは、ランキングの上から順にかたっぱしからインストールする、みたいな感じで自分の主観が入らないようにしましょう。
眺めながら「あ、これ面白そう!」って選ぶと、多分いつもやっているジャンルになります(笑)
友達におすすめのゲームを5本聞いて、そのうち1本は必ずやってみる、みたいなのも良いかもしれません。
他のゲームを遊ぶというのは知識を増やすいい機会なので、ぜひあなたにとって新ジャンルに挑戦してみてください。
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