まだまだ語りたい真女神転生1の世界〜新宿から大きく動きます〜

まだまだ語りたい真女神転生1の世界〜新宿から大きく動きます〜

今までにやったゲームで己を語るシリーズ。todo(@Explorers_todo)でございます。

真・女神転生1のストーリーを思い出しつつ好き勝手語っていましたが、1個1個じっくりと語っていたせいか、吉祥寺編だけでも長文になってしまいました。

今回もまた長文になりそうなので、新宿編にフォーカスして好き勝手語ります。

 

 

新宿編の主要人物

主人公サイドはザ・ヒーロー、ロウヒーロー、カオスヒーローの3人で行動を共にします。この時点では、仲間は特にロウ寄り、カオス寄りというのはそれほど感じられません。ちょっとした性格の違いくらいでしょうか。

ロウ側の登場人物として出てくるのはアメリカ大使館のトールマン。名前の元ネタはアメリカの大統領だったトルーマンとされています。

カオス側の勢力として出てくるのは自衛隊のゴトウ(五島)です。名前の元ネタは三島由紀夫だとか。自衛隊のゴトウの元ネタが作家の三島由紀夫というのは今の私たちからするとピンときませんが、三島由紀夫は1970年、自衛隊の市ヶ谷駐屯地で自衛隊の決起を促す演説を行った後、切腹したのでした。この辺りの話がモデルとなってゴトウが生まれたようです。

ロウ、カオスのどちらにも属さない勢力としては、レジスタンスのリーダーであるヒロインがいます。レジスタンスは悪魔が街に溢れるのを止めたい、かといってそのために大きな力を振るうのをよしとしない人たちの集まり。ここでいう大きな力とは、ロウ勢力が東京に落とそうとしているミサイルのことです。これを止めようとしているわけですね。

SFC以降のメガテンでよく見られる思想の対立が少しずつ輪郭を表してくるのがこの新宿編です。

各勢力の考えや背景を追っていかないと、「あいつに会って来い」「あいつを助けて来い」「あいつを倒して来い」とお使いモードになりがちです。

 

転移先は研究所

吉祥寺のエコービル(現・キラリナ)からターミナルを使って千駄ヶ谷にテレポートします。さらっと「テレポートします」なんて言いましたが、1990年代の東京が舞台のゲームで普通にテレポートしているのは結構ファンタジーですね。

千駄ヶ谷の研究所でターミナルのある部屋から出てきた主人公たちを出迎えてくれるのは邪鬼・オーク。「また新顔のお出ましだな。魔界からの長旅ご苦労」と言っているあたり、魔界からターミナルを通してどんどん悪魔が流れ込んでいるようです。「お前はうまくニンゲンに化けているな……ん? お前はニンゲンか!」と襲いかかってくるのもテンプレです。

実はこの研究所はSTEAVENがターミナルの研究を行っていた場所で、まさに魔界に繋がっちゃった場所なのでした。この建物にはSTEAVENもおり、ここでターミナルの研究を行っていたこと、ゴトウの手が伸びてきていることを告げられます。

研究所から外に出ると新宿エリアを探索することができます。

 

新宿地下街へ

2Dマップで千駄ヶ谷から新宿に向かいます。研究所は千駄ヶ谷駅から南、北参道駅から東のあたりで、マップをよく見ると東京体育館や国立競技場があります。

千駄ヶ谷から新宿駅に歩いて向かっていきますが、この時東口のアルタの辺りに行くと、大きなディスプレイでゴトウが演説しているのを聞くことができます。このイベントは真・女神転生3のオープニングでも似たような感じでアレンジされていて、メガテン3の前日に起きた事件について伝えていたりします。ベジータ……じゃなくて氷川総司令の顔も確認できます。

ゴトウの演説では後にキーワードとなる「ガイア」の言葉が出てきます。今の文明は大地ガイアを傷つけている、今こそ古の神々を目覚めさせ、神々と共存しよう、と言った旨の演説で、悪魔と手を取り合うことを示唆しています。千駄ヶ谷の研究所のターミナルが魔界とつながりっぱなしなのはゴトウの配下が悪魔をたくさん呼びたいからなのでした。

演説では耳障りの良い言葉を選んでいるものの、やろうとしていることは悪魔の力を借りたクーデター。これを阻止するためにレジスタンスが活動しています。

主人公たちが新宿の地下街に行く目的はレジスタンスとの合流です。

レジスタンスのリーダーがヒロインなのですが、ゴトウはレジスタンスのリーダーを探すため、ヒロインと同じ名前の女性たちをどこかへ連れて行っているようです。その実行部隊として動いているのがカオスヒーローと因縁のあるオザワでした。

ロウヒーローの彼女もヒロインと同じ名前なのでどこかへ連れて行かれたようです。主人公としても夢で会ったヒロインを見つけたいので、3人の主人公たちの利害が一致したのでした。

ロウヒーロー、カオスヒーローはこの時点では思想に関係なく、それまでの因縁によって行動しています。まだ人間の範囲を逸脱していないのが見て取れますね。

ゲーム的には新宿地下街は結構迷いやすいダンジョンだと思います。広さがあるのと、小部屋の数が多いのとで方向や形を見失いやすいですらかね。マッパーを使うか、今だったらいっそ攻略サイトを見ちゃっても良いと思います。

 

街では少しずつ思想の片鱗が見える

新宿の地下街では非常に多くのNPCが存在します。この中には戒厳令を楽観視する普通の人、「あなたは神を信じますか?」とメシア教っぽい発言をする人、「ルシファー様を崇めよう」とガイア教っぽい発言をする人など、ちょっとずつ各陣営の考えが出てきます。

物語の後半ではメシア教とガイア教がそれぞれ対立していますが、この時点ではまだ明確な対立までは発生していません。あくまで信じたい人がそう信じている、というだけの段階です。

このあとのイベントによって東京が大変なことになるため、すがるもの、頼れるものを求めた結果、こうした教えに傾倒していく人が増えていきます。「頼るもの すがるものなく 生きていけるほど 人は強くない」とは真・女神転生2のラスボスのセリフですが、困難な状況にある時には何かにすがりたくなるのが人間なのです。

完全に第三者視点のプレイヤーからすると「どちらにも傾倒しないニュートラルルート」が魅力的に映ります。しかし、他の人が頼っているものを打ち砕くことが果たして良いことなのかは考えなければなりません。まぁ人間の力で未来を切り開くという意思表示がニュートラルルートなので私はゲームでは何がなんでもニュートラルルートに入りたがるんですけどね。

 

Barでマッチをもらう

レジスタンスは正体がバレてはいけませんから、直接会いにいくことはできません。仲間であることの証を持っている場合にのみ、レジスタンスのアジトに入ることができます。

とあるBarではバーテンダーが話しかけてきます。

「悪魔が暴れ回るのを良いと思っているか?」

「平和を取り戻すために大きな力を奮ってはいけないと思うか?」

これらの質問は主人公がレジスタンスの考えと強調できるかを確認しています。バーテンダーに認められると、アジトに入るために必要なBarのマッチを入手することができます。

レジスタンスのアジトに入るとリーダーに会うことができます。このリーダーがヒロインです。オープニングの夢では「一度は離れる運命」と言っていたことからプレイヤーは嫌な予感を覚えるかもしれません。

そして畳み掛けるように、リーダーのいる部屋に「ゆりこ」がやってきてリーダーを連れ去ってしまいます。実はマッチをもらったBarにはゆりこがおり、実際に話しかけることができます。主人公に執着する彼女は主人公の後を追ってきてました。あれ、これ主人公のせいでは……?

 

ヒロインの救出

さらわれたヒロインを救出するため情報を集めます。レジスタンスは優秀なのですぐ情報を集めてくれて、マッチをくれたBarに向かうと「都庁前広場で公開処刑されそうだ」と教えてくれます。

急いで駆けつけると「私を選んでいればこんな悲しい思いをせずに済んだのに……」とヤンデレ度Maxなゆりことたくさんのゾンビたちがお出迎え。ここで襲いかかってくる悪魔はゾンビアーミー、ゾンビコップ、レムルース、グールなど、見事にDark系悪魔が揃っています。

特にゾンビアーミーやゾンビコップの存在は悲惨で、東京を封鎖しているのは自分の意思を持った人間ではなく、ゾンビとして無理やり動かされている警察官や自衛官だったりします。組織内でも当然ゴトウに反発する人はいたのでしょうが、そうした人々は悪魔にやられて自分が悪魔になってしまったのです。切ない。

ゲーム的には、メガテン1では珍しい2グループの敵キャラが存在する戦闘です。4連戦に勝利するとヒロインを救出できます。

 

それぞれの道へ

レジスタンスのアジトはもう使えないので、例のBarでヒロインと合流することに。

リーダーがさらわれている間もレジスタンスは動いていて、ロウヒーローの彼女の居場所を探し当て、カオスヒーローの因縁の相手であるオザワの掃討作戦も開始しようとしていました。

ここで彼らは離脱し、それぞれの目的を果たすことに。主人公はヒロインと一緒にゴトウ、トールマンに会いに行きます。

ゴトウは市ヶ谷駐屯地、トールマンは六本木の大使館にいます。どちらに協力するのか、それともどちらにも協力しないのか、ストーリーを自分で選択できるのもメガテンの魅力ですね。

この部分は前半一番の盛り上がりだと思います。ここからまた長く語ってしまいそうなのでページを分けましょうかね。

 

では、ゆっくりとおやすみください。おやすみの間、悪魔に肉体を乗っ取られぬようお気をつけて……。

 

続きはこちら。

     

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