ゲームを作っているとエンカウントするカタカナ語への対処法

ゲームを作っているとエンカウントするカタカナ語への対処法

ゲームを作る時にはコンセプトが大切で、ターゲットとなるユーザーの心を掴めるようなアイディアを出していきたいところ。

アイディアはそれだけでは机上の空論なのでフィージビリティもチェックしましょう。

……と、カタカナ語を並べてそれっぽい文章を作ってみました。

個人で開発していても、ビジネスの現場で使われているほど頻繁ではないにしろカタカナ語と出くわすことも多いんですよね。

こうしたカタカナ語は意味を知っていれば「なんとなく」理解できるのですが、細かいニュアンスは人によって異なっていたりして同じカタカナの言葉を使っているのになんだか話が合わないぞ? ということもしばしば。

特にゲーム開発を含むITの世界では英語が基礎となっている言葉が多く、当然の権利のように英語が使われています。

例えば

  • コンセプト
  • テスト
  • リリース
  • プロモーション

など、当たり前のようにカタカナで表現しています。こうしたカタカナ語への対策をこのページで考えてみたいと思います。

 

 

カタカナ語への対処法

こうしたカタカナ語と出会った時にはとにかく日本語に訳してみるのが大事です。

……泥臭いって? いえいえ、知っている言葉に関連づけるのはとても大切なことです。

人は自分の持っている知識に紐付けて情報を整理していくので、普段使っている日本語に訳すのは理解する上で重要なことなんです。

コンセプト → 概念のこと

テスト → 書いたコードが動くか検証すること

リリース → 作成した成果物(ゲームなど)を公開すること

プロモーション → 広報活動を行うこと

みたいな感じに日本語で言い換えると頭の中に残ります。ゲームを作っているときのカタカナ語の多くは英語由来なので、元々の英単語を調べつつ、日本ではどう使われているかを確認すると良いでしょう。

 

ニュアンスや語源も知ると吉

余裕があればニュアンスや語源まで知ることができれば望ましいです。

例えばリリースだったら自分の手から離れる意味合いが大きく、手元で自由にコードをいじれる状態からお客さんのところに製品を渡して手から離れているイメージです。映像まで思い浮かべられればなおよろし。

普通に英語を勉強しているのと変わらない気もしますが、高校時代に必死で英単語を覚えた時のやり方を応用すればいいだけなので、みんな一度はやっている方法なんです。

かつての経験が今に活かせるのはワクワクしますよね。

というわけでカタカナ語に出会ったらめんどくさくても日本語に訳してみると意味がわかりやすくなって怖くなくなります。

 

カタカナ語は訳しにくいことも

カタカナ語は日本語に訳そう! とは言ったものの、日本語に訳すのが難しい物もあります。

そもそもプログラミング言語自体が英語で書かれているのですから、英語の概念をそのまま覚えてしまうことも多々あります。そうしたときには、言葉が使われている文脈で判断するのがいいかもしれません。その単語自体は訳すのが難しくても、単語に付随する周りの言葉から意味を汲み取るようにするのもアリです。

例えば「文脈」というとコンテキストの訳語として当てられることが多いですが、単純に文脈とだけ覚えているとニュアンスがずれることもあります。ITのソフトウェアの世界だと「コンテキストメニュー」なんて言葉をよく使います。これは状況や開いている画面によって異なるメニューのことを指していて、右クリックした時のメニュー、なんて言い方の方が分かりやすいかもしれません。この時コンテキストを単純に「文脈」とだけ理解していると「文脈メニュー?」なんて感じで理解しにくいこともあるかもしれません。

コンテキスト(Context)には日本語訳の「文脈」に加えて、前後関係、状況、背景と言った意味が含まれているので、こうした意味合いを考慮して「利用者の状況や、コンピュータが現在開いている画面に応じて選択肢を提示する機能のこと」なんて感じで捉える必要があります。

英語と日本語の意味が1対1なら訳しやすいですが、1対多の場合は単純に訳すのが難しかったりします。なので、ニュアンスや他の意味まで含めて理解するのが大切です。

 

カタカナ語の魔力

その概念を表すのに適切な場合ならまだしも、人はなぜカタカナ語を使って会話しようとしてしまうのでしょうか。そこにはカタカナ語の魔力があるんです。

カタカナ語を使うときに、使った人によって意味が異なることがあると上で伝えましたが、カタカナ語として表現された少ない文字数を相手に伝えることによって、相手側がたくさんの意味を汲み取ってくれます。(見かけ上の)言葉のコストパフォーマンスが良いことから、スマートに言えた感が生まれるんです。

実際、お互いに意味や定義を把握している言葉であれば少ない文字数でもコミュニケーションできますからね。

また、少ない文字数でコミュニケーションを取るというのは仲の良い集団の特徴でもあり、こうしたカタカナ語で意思疎通していることで仲間意識のようなものが生まれます。例えば若者言葉と呼ばれる言葉がありますが、こうした言葉は同世代の間では通じるものの世代を超えると意味やニュアンスが理解されなかったりします。ここから言葉の意味を理解できる者は仲魔、という意識が生まれるんですよね。

なので、カタカナ語を使うのは少ない文字数で言える気持ち良さや仲間意識の現れなのかもしれません。

 

まとめ

ゲーム開発を含めたITの世界ではカタカナ語を使うことが多いので、日本語に訳して意味を把握することが大切です。このとき、複数の意味が込められていることがあるので、それらも把握しておきましょう。

さらに視点を広げればビジネスの世界でもカタカナ語が蔓延しているので、お互いに使っている言葉が指している意味について同意を形成しておくことも大切です。日本語で言える言葉であれば日本語で言った方が伝わりますからね。

 

     

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