ヨッシーアイランドの点数評価は子供の心をうまく突いていた
- 2020.10.03
- やったゲームで己を語る
- ゲーム, マリオ
今までにやったゲームで己を語るシリーズ。どうもtodo(@Explorers_todo)でございます。この記事は元々別ブログで公開していたものを移設・アレンジしています。
ヨッシーアイランドと言えば、マリオワールドで初登場したヨッシーが操作キャラとなったスピンオフ作品です。ヒゲのおっさんマリオが赤ちゃんになっているというのも斬新でした。
何といっても子供心に響いたのは、ステージクリア時に100点満点で評価されること。勉強でいつも100点を取ろうと頑張る子供たちにとって、ゲームで100点を取れちゃうなんて嬉しいことだったのです。勉強で100点なんて、必ずしも全員がそう頻繁に取れませんからね。
絵本調の画面からは想像しにくい鬼畜ステージなんかもありますが、その辺のバランスも良かったと思います。
初出はスーパーファミコン
ヨッシーアイランドが初めて発売されたのはスーパーファミコン版でした。当時このソフトを持っている人の家に集まって、みんなで交代でやっていたのを思い出します。
ワイワイ言いながら遊んでいたのもいい思い出です。人数が多くてなかなかみんな順番が回ってこないなんてことは良くあることでした。それでも見ているだけで楽しいものですね。
売れた任天堂系作品と同様に、ゲームボーイアドバンスに移植されています。ニンテンドーDSではヨッシーアイランドDSとして、この作品の続編が出ています。
Wikipediaを見て知ったのですが、ヨッシーアイランドのスーファミ版ではカセットに特殊なチップを積んでグラフィックを強化していたらしく、移植が難しかったようです。そのため他のソフトのように3DSへの移植がなされず、後になってゲームボーイアドバンス向けにリメイクされたスーパーマリオアドバンス3がバーチャルコンソールで配信されました。
スーファミ版を遊ぶには実機を手に入れるしかない状況が長らく続いていましたが、Nintendo SwitchのSwitch Onlineでスーパーファミコンのソフトとして配信されるようになりました。スーファミ版の雰囲気を味わいたい場合はこちらに手を出してみるのも良さそうです。
絵本のような世界
いわゆるゲームっぽい感じの雰囲気ではなく、絵本の中を飛び回るような雰囲気のゲームです。
赤ちゃんの時代のマリオがコウノトリによって運ばれている途中、カメックにぶつかってヨッシーの背中に落ちたところから物語が始まります。
各ステージごとに色の違うヨッシーが交代して赤ちゃんを運んでいく形でゲームが進行していきます。ファンシー、でもちょっと難しい、というのがヨッシーアイランドの印象です。
ヨッシーが敵キャラとぶつかってダメージを受けると赤ちゃんマリオが泡に包まれて画面を漂います。スター(星のお守り)の数だけ猶予はありますが、焦って救出に行って穴に落ちるなどは日常茶飯事です。時間制限があると焦って操作をしてしまうというのは分かっていても難しい部分ですね。
ステージ名が面白い
「タマゴをつくって なげろ」とか、「ノコノコとパタパタがいた」といった感じでステージ名が付いています。中でも面白いのはスペシャルステージ。「このバカイヌと いわないで」とか「もうやめて!おさるさ~ん!」なんていう名前です。子供の私にとってはツボでした。
名前に似合わずステージの難易度は高めなので、100点が取れず何度もやり直した記憶があります。特に「このバカイヌと いわないで」はつい言いたくなってしまうようなステージでした。ポチと呼ばれている犬に乗って溶岩地帯を抜けていくステージで、思った通りに動かすのは至難の技。全国の小学生たちがついついステージ名のお願いを破ってしまったと思います。
人によっては高難度でおなじみのマリオ2に匹敵するとも言われるゲームです。100点クリアなんて目指した日にはもう……(遠い目)
ヘイホーがいっぱい
マリオUSAで登場したヘイホーがいっぱい出てきます。竹馬に乗っていたり、やりを持っていたり、空を飛んでいたりと多彩な種類のヘイホーが登場します。ここまでヘイホーがたくさん出てくるのはヨッシーアイランドならでは。
元々夢工場ドキドキパニックで登場したキャラですが、マリオUSAになった際にマリオシリーズに統合され、今作で至る所に出現する大躍進を遂げました。
あの愛嬌のある仮面を被っているとかわいいキャラクターのように見えますが、中身は謎なんですよね。もしかしたら、おっさんが入っているかもしれないなんて思うと、純粋な目でヘイホーを見ることができないのです。
最近だと見た目が可愛いFall Guysのキャラクターがめっちゃ気持ち悪い中身だったことを考えると、ヘイホーの中身も……いえ、やめておきましょう。
氷のスイカが好きでした
いろんなゲームでもそうなんだけど、氷系の技が好きなんです。なんかこう、クールでスタイリッシュな感じで。しゃくねつよりかがやくいき派です。
ヨッシーアイランドでも氷のスイカがありました。食べると氷の息を吹きかけて、敵を凍らせることが出来るのです。ステージ内で手に入れることよりも、隠しコマンドでスイカを手に入れていたことの方が多かったかな。
やること無くなった後は、スイカの種飛ばしを延々とやっていた記憶もあります。
30回飛ばせるタネをムダに飛ばしまくって遊ぶという「どうだ明るくなったろう」おじさんのような遊び方ですね。
ちなみに敵キャラのお猿さんもスイカの種を飛ばしてきます。遠くから狙撃してきてマリオが飛んでいくのは日常茶飯事なので、スイカを見つけたら使わなくてもお猿さんより先に口に入れるのが大切です。
タマゴはなるべく赤色で
ヨッシーが生むタマゴは、反射させると色が変わって特殊なタマゴになるんですよね。中でも赤色のタマゴは割れると星のお守りが出てくるので、点数稼ぎに最適でした。点数評価がある以上、いい点を取りたくなりますからね。
赤いタマゴを用意してゴール周辺で足りない点数を補強してました。たまに赤タマゴを作ろうとして敵に当たるなんていう本末転倒なこともありましたけど。
真上にタマゴを投げる→跳ね返ってきたタマゴをヨッシーの舌で受け止めるというサイクルを繰り返せば6つとも簡単に赤色タマゴに早変わり。
ステージの最後に一気に星のお守りに変えたかったので、ステージの道中ではタマゴを使わずに進むというやはり本末転倒なスタイルになっていました。
とにかく100点が取りたかった
満点、なんていい響きじゃないですか。特にめったに満点なんて取れない子供時代には魅力的な響きでした。まぁゲームも勉強も後になるにつれて満点を取るのが難しくなっちゃうんですけど。
星のお守りで30点、赤コインで20点、花が5枚で50点という、やたら花だけ点数配分が多い採点形式でした。結構隠れているので取り逃しやすいところ。時間制限が無いのが救いでしょうか。
敵に当たるとお守りが減っちゃうので、後半の方は結構シビアでしたね。
自分のプレイが評価されるのはモチベーションに繋がりますね。デビルメイクライとかもそうですし。こうしたプレイ評価があるゲームについては賛否ありますが、個人的には好きです。自分の行動がうまくいったことを知るのは励みになりますから。
ゲームはほめる装置ですから、プレイヤーがルール内で最適な行動をした時にはやはりほめる機会があるとグッド。プレイ評価はその最たるものです。
ただ、やらされ感が生まれるのも事実です。やらされ感があるとモチベーションが下がるというプレイヤーがいることも忘れてはいけませんね。例えばPS4のゲームだとトロフィーコンプリート(トロコン)などを目標にプレイする人もいますが、このトロフィーの獲得条件として厳しい行動などがあると「やらされ感」が生まれてしまうので注意が必要です。
その点ヨッシーアイランドはうまい具合にやっていたと感じます。星のお守りの数が限定されているわけではなくて、プレイ方法によって30点をキープできるようになっていますし、回復手段も用意しているので無理なく100点を狙っていけます。
現在の入手方法・遊ぶ方法
2020年9月現在、Wii Uがあればバーチャルコンソールでの入手が楽かもしれません。Wii Uの場合はゲームボーイアドバンス版のスーパーマリオアドバンス3がダウンロード可能です。
以前購入したときに知りましたが、New 3DSでSuicaが使えたのが衝撃的でした。しばらくSuicaを使う機会がない場所にいるので、チャージしてあったお金が無駄にならなかったのがうれしかったです。
3DSでは残念ながら出ていないようです。アンバサダープログラムではもらえたようですが今となっては入手手段がありません。
スーファミ版のソフトを中古で入手するにはスーパーファミコンが必要だし、マリオアドバンス3を入手するにはゲームボーイアドバンスか3じゃないDSが必要だし、と遊ぶまで若干ハードルがありそうです。
いっそ続編のヨッシーアイランドDSやヨッシーNewアイランドで雰囲気を味わうのもいいかもしれません。
Switchを持っているならNintendo Switch Onlineに加入すればスーファミのヨッシーアイランドがリストに入っているのでこちらもありかも。
まとめ
ヨッシーアイランドの思い出。その絵本のような雰囲気が大好きでした。キャラクターがかわいい割りに難しいステージもいい思い出です。
何と言っても、100点満点でステージ評価がなされる点は小学生の心にドストライクだったように思います。
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