【Unity】ゲームは見た目が9割だけど試作品は別です【速さ命】

【Unity】ゲームは見た目が9割だけど試作品は別です【速さ命】

「人は見た目が9割」

なんて言葉が言われ始めたのはいつだったか、調べてみたら10年以上前のことでした。

ゲームも見た目が9割なのが悲しいのですが、ゲームは目で楽しむ部分も大きいので致し方ありません。

「PVを見てみたら音楽も良さそうだった!」ということもありますが、PVを再生する最初のきっかけは見た目だったりします。

このようにゲームの見た目というのはとても大切なのですが、見た目にこだわるべきでない時期もあります。

 

 

ゲームは見た目が9割だけど試作品は別です

……と言っても題名でネタバレをしているのですが、試作品を作る時に見た目にこだわりすぎると開発が全然進まないので気を付けましょう。

ここで言う試作品とは、リリースする予定ではない、機能を確かめるために作るゲームのこと。モック版とか、動作確認のために作るアレです。ざっくりいうと人に見せないようなゲームです。

作ったゲームは全てリリースする訳ではなくて、「新しい機能を試してみよう!」というプロジェクトだってあるはずです。

この時、機能を確認したいのに見た目にこだわり過ぎている……なんてことがあると、本来の目的である機能確認がなかなか進まず、思ったよりも時間を使ってしまっていた、なんてことも起こりえます。

完璧主義の人だとこういったことが起こりやすくて、

「せっかく作るんだから」

とか、

「見た目をちゃんとしないとイメージできないから」

といった理由で見た目のチューニングまでしてしまったりすることも。

こだわりよりも、目的に合わせた開発ができるようになるとスピードが上がります。

 

本番のゲームを作る時も見た目はあとで

リリースする予定の本番のゲームを作る時だって、システム面だけパパパッと作ってしまって、後から素材を当てはめていく方が早いですからね。

個人開発だと、途中までシステムを作ってそこから素材を作って、またシステムを作って素材を作って、見た目を調整するためにそこで時間を使って……と終わらないループに陥ることもあるので、どのタイミングで見た目にこだわるかは意識しておきましょう。

なんなら開発中はデフォルトのSphereやCapsuleのメッシュをキャラクターに見立てるレベルで十分です。

アセットストアにある素材を仮置きしておくのでも良いかもしれません。

 

PVを作るタイミングで見た目も意識

単純にシステムを組み上げているときは見た目は後回しにした方が早いです。個人開発者だと進捗をTwitterやFacebookに投稿していることもあると思うので、こうした時には見た目も少し気にした方が良いかもしれませんね。

冒頭でもお伝えしましたが、ゲームをやってみようかな、PVを見てみようかな、と思うきっかけは見た目のウェイトが大きいので、外に公開するなら見た目の調整にも時間を注ぎ込むと良いと思います。

親近感を生み出すという意味では、モック版の見た目の頃からバンバン進捗を共有して、最後に見た目を仕上げて心を惹きつけるのもひとつの戦略かもしれません。この辺りはあなたのやりやすい方法、実現したい方法に合わせてタイミングを見極めると良いと思います。

 

質の良い素材を使うならアセットストアも検討

個人でゲームを開発していて素材まで第一級のプロレベルで仕上げられる人はなかなか多くありません。元々デザイナーやイラストレーターとして活躍していたのならともかく、クリエイティブ系のスキル習得に時間をかけてこなかった場合、潔くプロが作った素材にお金を払って使わせてもらった方が安上がりです。

Unityで使える素材を探すのであればアセットストアも活用すると良いでしょう。

素材作成にかかる時間が丸々浮くので、その時間を使ってゲーム開発を進められる方がメリットが大きいですからね。

「完成するかどうか分からないゲームで使う素材にお金を払うのは怖い」

という気持ちも理解できるので、その場合は無料で使える素材を探すのも手です。

ポイントは「早くゲームを完成させるためにはどうすれば良いのか」という判断を行う点です。開発で早さを出せるのはとても強いですよ。

 

まとめ

開発の初期フェーズから見た目の調整を行っていると、とんでもなく時間が吹き飛んでいくので素早い開発のために、見た目をチューニングする時期に気を付けましょう。

ある程度システムが組み上がって完成が見えてきたタイミング、あるいは人にお知らせするタイミングで見た目を調整するとスムーズに開発を進められます。

 

     

ゲーム開発の攻略チャートを作りました!

CTA-IMAGE

「ゲームを作ってみたいけど、何から手を付けていいか分からない!」


そんなお悩みをお持ちの方向けに、todoがアプリをリリースした経験を中心に、ゲーム作りの手順や考慮すべき点をまとめたe-bookを作成しました。ゲーム作りはそれ自体がゲームのように楽しいプロセスなので、「攻略チャート」と名付けています。


ゲームを作り始めた時にぶつかる壁である「何をしたら良いのか分からない」という悩みを吹き飛ばしましょう!