休日完全フリーより予定を決めた方が使える時間が多い説【ゲーム開発】
休日を使ってゲーム開発をする場合、丸々1日使えると「あれもできるな」「これもできるな」と夢ばかり膨らんで後からやること増やしちゃったりして、「あれ? 終わってみたらあまり進んでない……?」と夜になってショックを受けることもあるかもしれません。
積みゲーがあれば「時間がある時にちょっと進めておこうか」なんてやり始めて気付いたら2, 3時間吹き飛んでいることもあります。積み本があればもくもくと読み進めてしまっていた、ということも。
ゲーム開発をしようと思っていて、かつ自分で行動を選択できる時に別のことに時間を使ってしまうのは、後になってダメージが大きいものです。「先週は別のことに時間を使っちゃったから、今週こそは!」と意気込んでも、なんだかんだ今度は別のものを見つけてしまってそちらに時間を使ってしまったりも。
これを防ぐひとつのアイディアとして、事前に予定を決めておくという方法があります。
休日完全フリーより予定を決めた方が使える時間が多い説
丸々1日何にでも使える状況だと、本来やるべきこと、やっておきたいことに使う時間が短くなってしまいがち。これは他にもどんどんやりたいことを見つけてしまうからで、ある意味仕方ない部分かもしれません。
当日にやることを決められるのは自由を感じられるようでいて、その実、作業は進まないという悲しい宿命を持っていたりします。
なるべくフリーにしておいて何でもできるようにしておきたいというのは非常に分かりますし、私もよくやってしまうところです。
しかし、もしゲーム作りなど進めたい作業がある場合は、事前に予定として立てておきましょう。しかも、ただ単に「ゲーム作りをする」と決めておくだけではなく、時間割として決めておくのです。
何時から何時まではゲーム作り、この時間は休憩としてゲームを1時間だけやる、それが終わったらゲーム開発に戻って2時間作業をして、また休憩を入れて……と決めておきましょう。この時休憩時間も予定に入れておくのが大切です。自由に決められるようにすると休憩を取らなかったり、逆に「もうちょっと休憩を」と伸ばしてしまうこともあります。
ちゃんとExcelで予定表を作ったりまでする必要はありません。チラシの裏でもいいので、時間割を作る前日の夜などに簡単に書いておきましょう。休日になったらその通り行動すればいいだけですからね。
時間割通りに動くのは慣れているはず。なぜなら……
こんな感じで時間割を作って、その通りに動くのは慣れているはずです。というのも小学校の自体から私たちは時間割を使っていたのですから。
45分授業を受けたら15分休憩、といったようにあらかじめ時間を区切ってあったので、例えば授業が終わった瞬間に教室を飛び出して校庭に向かうシミュレーションもしやすかったはずです。小学生の頃はこの15分の休憩時間でも校庭に行ってサッカーやドッヂボールをしていたのを思い出します。とんでもないバイタリティですね。
高校までは時間割は学校側で作っていて、大学になると履修する授業に応じて自分で時間割を組んでいく経験も積めます。会社に入ったのなら、社内の会議だったりお客さんとの打ち合わせだったりをグループウェアなどで記入してスケジュールを組んだりします。
これがプライベートの予定となると、ついついやらなかったりするんですよね(笑)
休日なのにお仕事の日のように過ごしたくない、というのは胃が痛くなるほど同意です。ただ、ゲーム開発という目標を持っているあなたなら、これまで時間割で動いたことがある経験や、普段会社でやっているようなスケジューリング能力を生かせば、もっと時間を確保できるようになります。
最短でやろうとしても思った以上の時間がかかるのがゲーム開発ですから、それを進めていけるようにこれまで学んだ知識を使って時間を生み出すのがグッド。
当日何をするのか決める時間も結構ロスになったり
当日動きながら次に何をするか決めていくのも案外馬鹿にならない時間を使っていたりします。
「次何しようかなー」なんてうっかりベッドにゴロンとしてしまったら、30分くらいはダラダラとスマホをいじってしまうかもしれません。
また、次の作業を考えながら何かの作業をするのは、集中力の面でもちょっともったいないかもしれません。人間はマルチタスクができる……と自分で思い込んでいるだけで、実はマルチタスクが苦手だったりします。生命を維持するというバックグラウンド処理でも既にCPUを使っているので、実はユーザ側のアプリで使えるCPUは思っているほど多くなかったりします。
なのでマルチタスクで作業内容を切り替えながら進めるのは実はあまり人間に向いていない方法なんですよね。しかも作業ごとに回路を繋ぎ変えるのはストレスになっていたりもするので、脳の疲労が大きくなる面も。
さらに、行動しながら予定を決めていくと、視野が狭くなりがちに。事前にスケジュールを立てておくと複数の面から評価することができますが、当日に複数の面から考えるのはなかなか大変です。「あ、これやっとこう!」と思った作業があると、それを優先度高めだと認識しやすくなってますからね。
前日の夜に予定を決めよう
休日の前日あたりに予定を立てておくのがおすすめです。次の日の作業と時間割が決まっているのはとても気が楽ですからね。時間があれば「他にもやっておくことはないかな、急ぎの予定はないかな?」なんて別の角度から予定を考えることもできます。何をやるかと同時に何をやらないかを決めることも大切なんです。
上でも少し触れましたが、チラシの裏とかでもいいので、時間割をアウトプットしておくのが楽です。当日思い出しながら「次何やるんだっけ……?」は忘れていることもありますし。
あるいはスマホのカレンダーアプリを使って時間をリマインドするようにしておくといいかもしれません。入力は大変ですが、スマホが鳴ることで嫌でも画面を見るようになります。ここは作業スタイルによるところかもしれませんね。作業中はスマホの電源を切るスタイルの人ならスマホではなく紙に書き出しておくのが良さそうです。
頭の中からアウトプットされていればオッケーなので、時間割を作ってみましょう。
まとめ
自由に使える時間がたくさんあるほど作業が進みそうですが、実際は他のことにも時間を使ってしてしまって思ったほど作業が進まないこともしばしば。逆説的ではありますが、例えば休日を丸々使えるなら、事前に時間割を作って予定を決めてしまった方が作業が進みやすかったりします。
休憩時間なども考慮しながら、無理なく進められる時間割を考えてみるのも楽しいかも。
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