ゲームの役割は課題を与えること。課題の解決が自己効力感を高める

ゲームの役割は課題を与えること。課題の解決が自己効力感を高める

ゲーム開発者が言っていいのか分かりませんが、ぶっちゃけてしまえば、ゲームは人生に必須なものではありません。

それでも人々がゲームで遊ぶのはゲームがあるものを与えてくれるからです。

それは何でしょうか……?

 

 

ええ、タイトルに思いっきり書いていたのでクイズにもなってないのですが、ゲームは「課題」を与えてくれます。人間は「課題」があると解決したくなるもので、解決のために試行錯誤します。

一見、ゲームをすることで余計な課題を増やしているようですが、課題を解決することで自己効力感を高めることができます。この観点からゲームの役割について考えてみたいと思います。

 

 

ゲームの役割は課題を与えること

言ってしまえば無くてもいいものに分類されるゲームですが、それでも多くの人が遊んでいることを考えるとなにかしらの役割があるはずです。

ゲームを遊んでいる時にはゲームクリアを目指しますが、クリアに至るまでの間に1つあるいはそれ以上の課題があります。課題に取り組んでいる間は一生懸命になりますし、課題を解決できたらすっきりとした感覚になります。

このすっきりとした感覚はどこから来ているのかと考えると、自己効力感からではないかと思います。

自己効力感(セルフ・エフィカシー)とは、自分は課題を達成できるぞ! という自己認知のこと。自信にも似ていますが、ある課題に行き合った時に、過去の達成経験などから課題の解決をイメージしやすくなるんです。

解決をイメージできるということは実際に解決する可能性が高くなるので、自己効力感が高い人ほど問題解決や課題解決が達成されやすい傾向にあります。

ゲーム内の課題解決であっても、自分が何かを達成したという経験は意味のあるものです。

 

現実の問題や課題は解決までに時間がかかることも

課題といえば、現実でもたびたび発生するものです。いわゆる学校で宿題のように出される課題もあれば、自分の人生で抱えている課題もあります。

現実の問題や課題などはそれこそ大きなものになっているので、なかなか解決まで辿りつきません。課題を解決するまでの間って、自分の力を疑ったり、これまでの人生を疑ったりと自分の自己効力感が下がるような行動もあったりします。

この時期はとても辛く、「自分にはどうにもできないかもしれない」と思ってしまうこともあります。

これを乗り越えて課題の解決にたどり着いた時には「自分は課題を解決する力がある!」と一気に自己効力感が高まるので、あの晴れやかな気持ちが生まれるんですね。抑圧された状態からの解放はカタルシスを生み出します。

課題解決が自己効力感を高めるということは、ゲーム内の課題を解決することでも自己効用感を高めることができます。小さくてもいいから成功体験を積み重ねることで「自分には課題を解決する力がある。だから他の課題についても解決できるはず」と解決をイメージして行動できるようになります。

 

ゲームがプレイヤーに与える課題

ゲームの場合、ジャンルによって解決すべき課題が異なるものの、課題を解決することが目的になっています。

音ゲーだったらタイミングに合わせてボタンや画面をタップして基準点を超えることが課題になります。もしかしたら曲をクリアした際にフルコンボを達成することも課題として作成されているかもしれません。

アクションゲームならボスキャラを倒してステージをクリアすることが課題になっています。もしかしたらボスを倒すことで新しい武器やアイテムが増えるかもしれません。

RPGならボスを倒して、そのボスに困らされていた村人たちから感謝されるかもしれません。感謝の言葉をもらうというのは例えゲーム内であっても嬉しいものです。

これらの課題を解決すると自分は課題を解決できる人間だ! と自分の可能性を感じられるようになり、別の課題に向き合った時にもその課題の解決をイメージできる可能性が高くなります。

 

ゲームの場合は課題に対する報酬も

上で触れたゲーム内の課題については、チラッと報酬についても触れました。ゲーム内の課題は報酬が用意されていることが多く、その報酬を目当てに課題の解決を目指すこともあります。

音ゲーの例であればフルコンボを達成することでガチャ用の石がもらえるかもしれませんし、アクションゲームならより強力な武器を手に入れて次のステージから無双できるかもしれません。

最近のゲームだとクエストやミッションという形で提示されることも多いですよね。クエストをクリアすると経験値やお金、スキルポイントなどが手に入ることが多いです。

このようにゲーム内の課題には報酬をセットにしておくと、よりプレイヤーが課題を解決したくなります。課題を解決することで自己効力感が高まる、というのはいわば隠しパラメータのようなものであり、プレイヤーはそれを目当てに行動しているわけではありません。ゲーム内のモチベーションを高めるために、課題には報酬をセットにしておくと良いでしょう。こうすることで課題を解決したいという気持ちが生まれ、結果として自己効力感が高まることになります。

 

まとめ

ともすれば無駄とも言われてしまうゲームですが、ゲームが出す課題をクリアすることで楽しみながら自己効力感を高めることができるなんて素晴らしいことですね。

この部分はプレイヤーに伝えるというよりは自然と感じてもらう部分になるので、開発者側が影からプレイヤーの心を後押しするような、そんなスタンスになるかと思います。 自分が作ったゲームがプレイヤーの人生を良いものにするために後押ししてくれていると思うと、ゲーム開発者としてもワクワクしてきますね。

 

     

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