【ゲーム作り】厨二病の頃に考えたことは作るゲームのネタに
以前、実家の部屋の掃除をしていたら、中学生の頃に使っていたノートがそのまま残っているのを見つけました。
嫌な予感がしつつもノートをめくったらリアル中2の頃に書いていたゲームの設定が並んでいました。
枕に顔を埋めて「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」と叫び出したい気持ちになりましたが、ゲームを作る上でネタになると思い恥ずかしさを堪えてなんとかノートを読み進めました。
いやもう……セルフ罰ゲームですよこんなん。
ただこうした恥ずかしい過去からも、ゲームを作るアイディアを見つけ出すことができます。
RPGツクールにハマっていた
中2、中3当時はたしかPSのRPGツクール3をやっていました。作ったゲームをメモリーカードに入れて、同じくRPGツクール3を持っている友達とお互いにメモリーカードを交換して遊んでいた記憶があります。
当時作ったクソゲーはメモリーカードの中にいくつも眠っているものと思います。もしかしたらメモリーカードを知らない人もいるかもしれませんね。プレイステーション1、2の頃は、本体のストレージがなかったのでメモリーカードと呼ばれる記憶装置にゲームのセーブデータを記録していたのでした。USBメモリとかSDカードみたいなイメージです。
本体にデータを保存するのではなく、外部の記憶装置に保存できることで、友達と作ったゲームのデータを交換していたのは今考えるとよくできていたなと思います。
お互いに「バカゲー」を作りあって交換し、ある時はクラスの友人をゲーム内に登場させたり、またある時はやたらとガンダムっぽい名前の登場人物が出てきたりと、とにかく作って遊んでもらう楽しさを感じていたことを思い出します。
だんだんとパソコンの使い方も覚えてきてからは、PCで作れるRPGツクール2000を使ってゲームを作っていました。できることが広がってからは、それぞれのツールの特性を考えながらどんなゲームが向いているか、なんて友達と一生懸命考えていました。あれ、今考えると開発者の才能が芽生えているような……(自画自賛)
ゲームの設定がずらりと……
冒頭で紹介した厨二ノートにはこれらのゲームの設定が書き溜められていました。バカゲーを作るかたわら、ちゃんとしたRPGを作ろうともがいていたのです。
ノートに書かれていた魔法の名前や武器の名前はもう目も当てられないような文字列が並んでいて心が叫びたがっているのを抑えるような感じでしたが、攻撃力と消費MPのバランスなんかは案外ちゃんと考えられているようでした。
当時は中学2年生で、英語をベースにした魔法の名前だったかな? 「ラージ」とか「ヒュージ」をつければ強くなるだろ! と単純なネーミングをしていた記憶があります。あ、最上位魔法はなんだかカッコつけた名前にしていたかもしれません。実は今部屋の中にそのノートがあると思いますが、怖くて開けません(笑) しかもそれをブログで公開するのもなかなか恥ずかしいですからね。
ストーリーなどもそのまま使うには恥ずかしさで穴掘って埋まってしまいたいようなレベルですが、エッセンスやプロットを抜き出せばアイディアをリノベーションできそうな感じでした。
思い出せる範囲だと、逃亡劇をベースにしたストーリーだったと思います。主人公はあるお城の兵士で、城の王が軍事力強化のために悪魔の力を借りようとしたところ、召喚した悪魔に城を乗っ取られてしまいます。この時一番に駆けつけたのが主人公で、悪魔に挑んだものの負けてしまい、「お前を生かしておけば楽しめそうだ」と城の横を流れる川に流されて、下流の村で拾われて目が覚める……なんて感じだったと思います。
当時遊んでいたロマサガ1のアルベルト編のオープニングですねこれ。好きなものに影響をうけるあたりは今もあまり変わっていないかもしれません。
2週目の設定なんかもあった
当時はクリアしたゲームに2週目がある、というのが流行っていたころで、一度クリアした後にもう一度ストーリーを始めると新しい場所にいけるなんて設定もノートに書いてありました。
RPGツクール3のデフォルトマップでカボチャの家みたいなのがあったので、そのまま「カボチャ村」という村を設定していました。ここに行くと隠し武器や防具が手に入ることを想定していて、2週目のボーナスとして無双プレイができるように考えていたんだと思います。
本編のストーリーが完成していないにもかかわらず2週目のことを考えているあたり中学生らしいですね。もしかしたら今ゲームを作っている中学生の方がまともにストーリーを作れるかもしれません。
自分が触れたものからアイディアを取り入れて、自分なりに表現しようとしていた痕跡は読み取れるので、その点は手前味噌ですが褒めてあげたいと思います。中学生の頃の自分が大人になった自分に褒められるとは夢にも思っていないでしょうね(笑)
自由な発想
中2の頃、あえて厨二病の頃と呼びましょうか。その頃は割と自由な発想というか、ぶっ飛んだ発想ができていたように思います。枕に顔をうずめて叫びたくなるような恥ずかしい点も多々ありますが、その分今の自分が持っていないような発想もいくつか見られました。
こうした発想のエッセンスや土台を抜き出し、今の私たちの技術を使ってブラッシュアップすることで、ゲームとして成り立たせることもできるはずです。
大人になった今、「自由に発想を飛ばそう!」なんて思っていても、厨二病の頃ほどぶっ飛んだ考え方は中々できませんからね。こうしたアイディアのタネは貴重です。
アイディアのタネというのはそれだけでは中々使いにくいのですが、昔の自分と今の自分、2つの脳で発想を転がすことで進化していくこともあります。
ある意味では、当時の発想を実現するための技術を今身につけたと考えても良いでしょう。あの頃想像した夢が溢れる世界を実現できる、というのはクリエイターにとって素晴らしいことです。
まとめ
なので、もし今後実家に立ち寄る機会があったら厨二病の頃のノートを発掘してみてください。
思わぬ発見があるかもしれませんよ。
……恥ずかしさの方が大きいかもしれませんけど(笑)
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